北さんの妹は烏野のマネージャー

昼休み ページ24

Aside


バンッ バンッ


日向「あぁ！」



(昼休みまで練習しとるんか！偉いな〜ジュース買ったろ！)


ピッ


菅原「日向！もっと腰を下ろして飛んできた方向にそのまま戻す感じでやってみな！」



日向「はい！」


菅原「いくぞっ！」 バシンッ


日向「おぉ！いい感じ！」


菅原「なあ日向、明日の朝から俺がトスあげたろっか！」


日向「！ほんとに！？ですか！」


菅原「俺、これでも烏野の生セッターだぞ！スパイクの練習したいんだろ？」


日向「はい！俺スパイク大好きで！決まると気持ちいいし、何よりかっこいいから！」



菅原「随分スパイクに思い入れがあるんだな」


日向「はい、中学の頃ではセッターどころか3年になるまで俺しか部員いなくて、いつもバスケ部の友達にあげてもらってました…部活引退した後も一年とかママさんとか女子のセッターとかに上げてもらってたんですけど，どれだけ仲良くて友達でも，本当のチームメイトじゃなかったから。だから！高校行ったらどんなセッター居るのかなって、期待して…来たんですけど…」



菅原「だから俺もセッターだってば！上げてやるって」



日向「はわわ！嫌、でも、ここで菅原さんにあげてもらった、なんというか負けた気がするっていうか…」



菅原「日向はなんで影山をライバル視するの？俺だったら強い奴とは極力戦いたくないけどなぁ」


日向「中学の試合、影山は強くて、俺よりもデカくて、とにかく強くて、目の前に立たれるのスッゲー嫌でした…」


菅原「わかる気がする…」


「あ！飛雄くんやん！」


影山「チワッス」


「っていうか、同じ飲み物同時に押しても同じもんしかでてこーへんで！笑おもろいやっちゃな〜このこの！」わしゃわしゃわしゃ



影山「頭撫でないでください！？」



(の、割には顔が綻んでるぞ〜ﾆｼｼｯ)



影山「それより、どうしてここに突っ立ってるんすか？」


「あー、あの2人、昼休みまで練習してるならさ、差し入れ的な？」


影山「なるほどっス」ふわぁ〜


「寝てたの？夜寝てないとか？」


影山「寝てましたふわぁ〜」


影山「俺そろそろ帰ります…」


「はーい！夜、ちゃんと寝ーや！」


影山「ふわぁい」


「全く…スガ先輩ー！翔陽ー！」


日向「あ！Aさんだ！こんちゃーす！」


菅原「Aだべや！どーしたんだ？」


「昼休みも頑張ってるあなた達に、私からの差し入れです！」

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