転生 ページ9
守護神のおかげで攻撃を防げた俺たちの勢いは最高潮。
｢南！｣
｢おぅよッ！！！｣
ﾄﾞﾀﾞｧﾝｯｯ
ﾋﾟｯ!
｢南くんナイス！最高だね。｣
次々と点を稼ぎ、気付けばマッチポイント。
まずは一セット取って落ち着きたいところ。
24-18
ローテーションで、俺は最初の位置に戻ってきた。
先程のタイムアウトで、次に俺が前に来た時。
そのローテでは超攻撃型の配置になっている。
超攻撃型ローテ。
それは俺がいちばん自由に動けるローテである。
縦横無尽にコートを駆け回る俺に、当たり前のように合わせてくる北斗くん、俺の囮役として存在感を出す南くん、後ろには守護神の夕先輩、その隣に我らが主将と、縁の下の力持ちである東くん。
この人たちは、俺の突発的な攻撃にも難なく対応し、
尚且つ妨害しないように動けるスーパーエースが揃っている。
大丈夫、大丈夫。
俺にはこの人たちがいる。
｢……俺は大丈夫。｣
｢あぁそうだ。新星なら大丈夫だ。｣
横から聞こえた声に反応し、顔を向けるも北斗くんは前を向いている。
｢今だけは俺たちに合わせなくていい。
俺たちが新星に合わせに行く。…だから好きに動け。
どこへでもボールを運んでやる。｣
あぁやばい、なんか泣きそう。
みんなとチームになれて、一緒のバレー部に入れて本当に良かった。
｢……ぉぅ。｣
泣きそうなのをこらえ、前を向く。
泣くのはまだ早い。
｢ふぅーーー……俺は自由だ。｣
そっと目を閉じて、笛と同時に開いた時。
視界に広がる全ての情報が頭に流れてくる。
まず一点。
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肺の燻製(プロフ) - 703さん» 703様からのコメントに作者の私の心もしっかりと鷲掴みされてしまいました。コメントありがとうございます。ぜひこれからも楽しんでいただければ幸いです。 (3月17日 13時) (
レス) id: f1877497e8 (このIDを非表示/違反報告)
703(プロフ) - コメント失礼します作者様の巧みな文字の動きに毎回心を鷲掴みです！ワクワクが止まりません！新星くんがとってもカッコよくて安定感を持っていながら南くんや東くんなどのキャラもしっかりと作り込まれてい応援が止まりませんとくに最新話の2年生4人に痺れました！ (3月17日 2時) (レス) @page4 id: 122d3150cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肺の燻製 | 作成日時：2024年3月16日 18時
