転生 ページ15
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点差を広げもせず、狭まりもせず。
俺は掛け声を連発して使った。
打ちもするし、打たないこともある。
流れを変えるには。
攻撃を変える。
｢新星、次に超攻撃型ローテになったらファーストテンポの速攻を使いたい。
それまでに相手の警戒をできるだけ分散させておけ。｣
｢りょーかい、北斗くん。｣
ーー
15-12
その時は来た。
超攻撃型ローテ。
俺がどの掛け声で打つのかはまだ判明していないはず。
なんたって、打つ打たない合わせて10パターンくらい考えましたからね。
覚えて合わせるのが大変でしたよ。
相手に覚えさせてなんかやらない。
考えて発言するの大変なんだから。
南くんのサーブで相手を前に崩し乱れたボールは帰ってくる。
おかえりなさい。
｢“
静かめに、けれども仲間に聞こえるように。
ファーストタッチは東くん。
そのレシーブはいつものふわりとした物ではなく、弾丸のような速度。
それを知っているからこそ俺は動き出していた。
できる限りマイナスに近いファーストテンポ。
ﾄﾞﾀﾞｧﾝｯｯ
ブロックが必死に着いてきて、飛ぼうとしてももう遅い。
俺の手元には既に
我がセッター・北斗くんからボールを運んでくれたから。
ﾄﾞｯｯ ｺﾞｱｧﾝｯｯ
ﾋﾟｯ!
2セット目。
疲れが見える頃に訪れる左打ちのボールが炸裂する。
誰にも俺を支配させない。
そんなオーラを放つ新星ナツメを妨害することは許されない。
爆発を知る頃には、もう得点が取られている。
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肺の燻製(プロフ) - 703さん» 703様からのコメントに作者の私の心もしっかりと鷲掴みされてしまいました。コメントありがとうございます。ぜひこれからも楽しんでいただければ幸いです。 (3月17日 13時) (
レス) id: f1877497e8 (このIDを非表示/違反報告)
703(プロフ) - コメント失礼します作者様の巧みな文字の動きに毎回心を鷲掴みです！ワクワクが止まりません！新星くんがとってもカッコよくて安定感を持っていながら南くんや東くんなどのキャラもしっかりと作り込まれてい応援が止まりませんとくに最新話の2年生4人に痺れました！ (3月17日 2時) (レス) @page4 id: 122d3150cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肺の燻製 | 作成日時：2024年3月16日 18時
