検索窓
今日:7 hit、昨日:25 hit、合計:22,487 hit

田中 ページ27

「…五条さん。」


田中を医務室へ運び、灰原を傍につかせ

自分は五条元へと足を運んだ。



「なんだよ、七、海…?その血、は??」



「…………田中のです。」



五条が音を立て、椅子から立ち上がる。



「どういう事だ七海。なんで田中が怪我をしてる、なんで田中の血がお前についてる?」



射殺しそうな視線を前にさすがの七海も恐怖を感じた。



「…田中が任務先にいて、土地神と戦ってました。
本来なら土地神の相手をするのは我々でした。

一級呪術師の案件だと言うのに、です。



きっと田中は何らかの方法でこの事を知り、我々のことを助けてくれたのです。」



「でもそんな、田中1人で勝てる相手じゃ…」


「田中は特級呪術師です。」




「…は?」




「……五条さん、田中は特級呪術師です。」




七海はまた話し始める。




「田中はああ見えて特級呪術師なんです。
夏油さん、五条さんより強いと、危険な術式だとされているんです。

それに加えてあのフィジカルです。



上層部もわざと情報を掴ませて消したかったのかもしれません。

僕らふたりが犠牲になるか、田中ひとりが犠牲になるか。どちらでも良かったんでしょう。」




メキッバキッ



そこにあった机が、見るも無残になっている。



「五条さん、田中のこと怒らないでください。
田中は僕たちの命の恩人です。お願いします。」



七海が深々と頭を下げる。
五条はそれに納得はできない。



「…そんときに考える。」

田中→←田中



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
161人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 呪術高専 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:肺の燻製 | 作成日時:2023年10月29日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。