高専生田中の日常 (ページ19)

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田中ページ19

次の日、夏油with七海、灰原で田中のお見舞いに医務室へ。

｢…うん、思ってたより元気そうでよかったよ。｣

と、夏油先輩。

｢田中は、元気だなぁ｣

と、灰原さん

｢あなたって人は本当に…｣

と、七海さん。

そりゃそうよね。

怪我人が筋トレしてるなんて誰も思わないよね。

『おはようございますっす！夏油先輩、灰原さん、七海さん！！』

ふぅ、と一息つきながら、汗を拭う田中。

｢あの子は昨日目覚めたって言うのに、止めても筋トレやめないんだよ。なんでか分かる？｣

硝子が夏油に問う。

｢わからないな、…なんでだい？｣

｢もう心配かけないため、だってさ。｣

｢そりゃあ、硝子も止められない訳だな。｣

田中は灰原と七海と、筋トレについて話している。

田中の周りはいつも和やかだ。

｢田中さん、怪我人なんだから今だけは休んでおきなよ。｣

夏油が話に割って入る。

『わかりましたっす！丁度よく体も疲れてきたんでやめるっす！』

体が疲れてなかったらまだやるつもりだったと。

｢あなたはやはり筋肉バカですね。｣
｢ちょっ、七海！言い方！｣

『七海さん！？ひどいっすよー！！』

またわちゃわちゃし始めた。

夏油は硝子と同じく見守る側に戻った。