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田中 ページ11

『いたっすよ〜、見つけたっす。』


こんちゃーす、と言いながら手を振るが、
そいつにその意思など伝わる訳もなく。



ただ何を言ってるか分からない声で襲いかかってくる。



『何だ、ほんとに一級だったんすね。』



それを上空を舞い、躱す。




地面に足を着くと同時に蹴り出し、
呪霊と距離を詰め




体重を乗せたとりあえず、の1発



ーーーーーー『黒閃。』




世界が一瞬モノクロになる。


彼女はその瞬間が好きだった。




一級呪霊は吹っ飛び、その姿はもう視えない。




『とりあえず1件目っすね、次行かないとっす』



そのままの足で、その場を後にする。




彼女はかなりタフだ。





そして言われたことを忠実に守ろうとする、まさに犬。



『五条先輩待っててくださいっすよ!』



そうして彼女は駆け足に車に戻り



『次!次お願いしますっす!』



そうして駆け足気味に
あとの依頼を終わらせる

田中→←田中



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作者名:肺の燻製 | 作成日時:2023年10月29日 21時

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