番外編【幻想】2 ページ47
ゾ「アホか！！敵目の前にして何ボウッと突っ立ってんねん！！」
シ「いやゾム、……ただ意味もなく突っ立ってたわけではなさそうやで」
俺の顔を上から覗き混むゾムと、俺達の前でシャベルを振り回しているシャオロン。
そのシャオロンの先には、恐らく敵兵だと思われる黒マントを羽織った奴が立っていた。
フードで顔の見えない黒マントはシャオロンに向けて銃を発砲し、シャオロンはその銃弾をシャベルで弾く。
シ「お前、何したんや？シッマの様子がおかしくなり始めたの、お前が発煙手榴弾を投げてからやで」
状況が読み込めず、キョロキョロと首を動かして辺りを確認する。
俺の前でシャベルを振るうシャオロン。
敵兵と戦うたくさんの兵達。
じゃあ、さっきまでのはいったい……？
黒マントは銃を発砲している腕は止めないまま、小さくため息をついた。
『……もう少しで、楽に死ねたのに』
ゾ「なんか細工してたんやな？自分の発煙手榴弾に」
ゾムがニヤリと笑うのが横目に見えた。
発煙手榴弾……？
コ「ッ！そうや俺、こいつと戦ってて……」
突然目の前が真っ白になって、そこからの記憶がない。
『……蝶の鱗粉。ちょっと特別な毒を持つね？命には関わらないけど、その量によって相手の脳を麻痺させ、幻覚を見せることができる……』
幻覚……ってことはさっきのは全部幻？
シ「なるほどな。相手が幻覚に囚われている内に、その銃で仕留めるってわけか」
ゾ「ならなんでその発煙手榴弾に敵を殺せる毒は使わないんや？その方が敵が大勢の時とかに便利やろ、いろいろと」
『一瞬じゃつまんないでしょ？それに私が任されているのは、この場所の護衛。貴方達のようなよっぽど強い数人しか私は相手にしないもの』
そう言いながら黒マントは俺とゾムに向けても銃を向けた。
左右に避けてその銃弾を交わし、俺は剣を構える。
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赤井司(青八木零)(プロフ) - シリウスさん» 是非！！！！ (2019年6月27日 14時) (
レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - 赤井司(青八木零)さん» 寧ろ描いてくださるんですか！？嬉しいです！是非お願いします！ (2019年6月26日 7時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
赤井司(青八木零)(プロフ) - あの、出来たらでいいのですがイメ画を描いてもええですかね？是非描きたいです！ (2019年6月26日 0時) (レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - ネコの大罪さん» コメントありがとうございます！今までずっと気づきませんでした……ご指摘ありがとうございます！この作品を読んでいただき、ありがとうございました！ (2019年3月7日 18時) (レス) id: 6232b3f710 (このIDを非表示/違反報告)
ネコの大罪(プロフ) - クトゥルフを再現できていて面白かったです。後、細かいですが案内2のシャオロンの「重い｣が「思い｣になってる気がします。今さらですが指摘してみました。本当に細かくてすみません。 (2019年3月7日 15時) (レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
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