不機嫌 ページ7
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宮近と自販機から帰ってくると
松倉「お、噂をすれば戻って来た」
ニヤニヤしながらこちらを見つめてくる松倉と
中村「……」
なぜか不機嫌の中村。
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「え、松倉なにしたの」
松倉「俺何もしてねえよ笑」
「じゃあ宮近？」
宮近「なんで俺だよ笑…まあ海人が不機嫌な理由はなんとなく分かるけどね」
「ふーん、」
宮近「あれ、理由知りたくないの？笑」
「…べつに？」
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宮近と話しながら2人の元に戻って
中村と向かい合って座る松倉の横に座ろうとすると
中村「…Aはこっち」
突然腕を引っ張られて強制的に自分の隣に置かれる
「っ、え、ちょ…？」
中村「……」
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自分から隣に座らせたくせに何も言わない中村。
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どうしたらいいか分かんなくて
目の前にいる宮近に助けを求めてみるも
宮近「Aなに？笑」
ってニコニコしながら返されるだけ。
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どうにか自分の力で乗り越えようと
「なに？なんか用あった？」
って話しかけてみても
中村「別に」
相変わらず不機嫌そうに返される。
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「…好きな子いるんじゃないの」
中村「いるけど？」
「…じゃあなんで」
中村「…Aは俺の隣やだ？」
「っ！？…そういうのじゃ、」
中村「じゃあいいじゃん」
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好きな人に「やだ？」って聞かれて
「いや」なんて返せるわけが無い
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結局不機嫌な理由は分からないまま…
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やっぱり中村の考えてることなんてさっぱり分からない
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作者名：いお | 作成日時：2022年1月4日 4時
