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犬 ページ22
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結局、その日は松田くんと帰ることになって
松田「ねね、Aちゃんって呼んでもいい？てか呼ぶね？」
松田「おれのことも松田くんじゃなくて元太って呼んでよ」
松田「Aちゃん好きなものとかある？」
松田「おれ、もっとAちゃんのこと知りたいんだよね」
次から次へとたくさん話しかけてくれる。
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自分が話す時はもちろん、私が話す時も
ニコニコしながら聞いてくれて
「…なんか犬みたい笑」
松田「へ？」
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…やってしまった。
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「あ、いや！その、、…ごめん」
慌てて謝るが
松田「…。」
ジーッと真剣な表情で見つめられる。
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そして一言
松田「…おれは犬じゃなくて一人の男としてAちゃんに見てもらいたいのに」
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作者名：いお | 作成日時：2022年1月4日 4時
