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「ようこそ、蘇芳江。呼びかけに応じてくれて、本当にありがとう」
審神者はそっと右手を差し出した。蘇芳は驚いたように目を見開くが、すぐに微笑んでその手を取った。
「はい。きっとお役に立って見せましょう」
「心強い。さて、さっきから気づいてはいると思うが、君の兄弟……とでも言おうかな。他の江の子達が待っている。自分は先に部屋に戻っているからね。困ったことがあったらいつでもおいで。みんな、蘇芳を案内してあげなさい」
ごゆっくり、なんて冗談めいた口調で審神者は去っていった。
蘇芳は並んで自分を見ている彼らに視線を移した。
「江の、方？」
「はい！ 私は篭手切江と申します。こちらは松井さん、桑名さん、五月雨さん、村雲さん、そしてりいだあです！」
「りい、だあ？」
そんな身内はいただろうかと蘇芳は首を傾げる。するとりいだあと呼ばれた豊前は笑いながら篭手切の頭を撫でた。
「こいつからはそう呼ばれてんだ。改めて、豊前江だ。よろしくな、蘇芳」
豊前自己紹介を聞いて蘇芳はあぁと頷く。
「みんなお噂は予々。私のいたところでは江の子は誰もいなくて……こうして同じところに同じ刀派の子達がいるのはとても嬉しい」
これからよろしくね。
蘇芳は一振り、一振り名前を呼んで、審神者がしたように手を差し伸べた。彼らが握り返してくれるたびに嬉しそうに微笑んだ。
「最後に豊前。よろしく、りいだあ？」
「お前までそう呼ぶのかよ。いいけどな」
「ふふふ。よく分からないけれど、なんだか豊前にしっくりくる言葉だもの」
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yuuuuui_0131(プロフ) - 更新ありがとうございます！！本当に大好きです！！無理せずに更新頑張ってください！応援してます！！！！ (6月8日 21時) (
レス) @page23 id: 8c737f26a1 (このIDを非表示/違反報告)
time rain(プロフ) - らむさん» らむさんありがとうございます！あまり更新頻度は高くありませんが、完走できるよう頑張ります！ (2022年1月5日 9時) (レス) id: f96f3e1548 (このIDを非表示/違反報告)
らむ(プロフ) - 凄く好きです…！！！！更新を楽しみにしています！ (2021年12月28日 16時) (レス) @page6 id: 39bdeb846c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：time rain | 作者ホームページ：http://id34.fm-p.jp/455/sigureneko/
作成日時：2021年12月19日 12時
