〇 ストーカー＃２ ページ5
.
宮近「自分がしたこと分かってんの？誰だよお前。」
そうやって話すちゃかは普段の優しいちゃかとは全然違くて、頼もしかった。
男「こいつ、無所の頃はライブとかで俺に気づいたらニコニコしてたくせに、いつからか俺に見向きもしなくなったんだよ。それにイラついた。」
私のファンなんだって気がついた。
男「調子乗ってんじゃねーの？そいつ。人気がちょっと出たからって。」
涙が止まらなかった。
私は常に精一杯生きてるつもりだった。
ファンの子のうちわとかにもなるべく気づけるように気をつけていた。
でも、それが届いていない。
ストーカーされた怒りとかを忘れてしまうほど、その事実が辛かった。
私の頑張りが全て否定された気がした。
「ごめっ.......ごめんなさい。幸せにしてあげられなくて。アイドルとして全然ダメでごめんなさい。」
泣きじゃくって崩れ落ちそうになってしまう私を、ちゃかは優しく支えてくれた。
男「ほら。男に頼ってないと全然ダメじゃんそいつ。宮近海斗だっけ？お前もそいつに甘すぎんじゃねーの？」
私のせいでちゃかが傷つけられるのが怖くて、思わず声が出た。
「ちゃかは....ちゃかは、なんも悪くない！！！」
男は少し怯むような顔をしたが、構わず話し出した。
男「なにが？そもそも、お前が入ったせいで他のメンバーにも迷惑掛けてるんじゃん。そろそろ事務所辞めろよ。」
何も言い返せなかった。
でも＿＿＿＿＿＿＿
宮近「お前は、全然分かってない！！」
ちゃかが珍しく大きな声を出していた。
宮近「お前みたいなやつにAの何が分かるの？ずっとずっと努力してたAが、俺らの足手まといになってるわけがない。」
男がもう一度口を開こうとしたとき、警察が来た。
警察「署までご同行を。」
男「えっ？」
連れてかれてる男の後ろ姿を見て、ほっとした。
宮近「ごめん。警察呼んでから助けたから、その間怖い思いさせちゃったよね。」
ちゃかが.......呼んでくれたのか、。
宮近「ねえ、A。Aは俺らに迷惑なんかかけてないよ。Aのこと、みんな大好きだから。」
「うん、ありがとう。」
その後も私が落ち着くまで、ちゃかは抱きしめ続けてくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 690人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なぁちゃん(プロフ) - まる。さん» お待ちしてます！！楽しみです！！ (2020年5月9日 0時) (
レス) id: 50bc99f3e7 (このIDを非表示/違反報告)
まる。(プロフ) - なぁちゃんさん» できるだけ早く書かせていただきます( ; _ ; ) (2020年5月1日 11時) (レス) id: 49e7d2067d (このIDを非表示/違反報告)
なぁちゃん(プロフ) - まる。さん» ありがとうございます！気長に待っているので、焦らずゆっくり書いてください！ (2020年4月30日 14時) (レス) id: 50bc99f3e7 (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - なぁちゃんさん» 読んでくださり有難うございます！かしこまりました！もう一度少プレを見直してから書かせていただくので普段よりもリクエストにこたえるのが遅くなってしまいますが、気長にお待ちいただけると幸いです(T_T) (2020年4月30日 13時) (レス) id: 49e7d2067d (このIDを非表示/違反報告)
なぁちゃん(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！もし、まだリクエストを受け付けていましたら、トラジャが少プレでキスマイと共演したときのお話をお願いしたいで！よろしくお願いします！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 50bc99f3e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まる。 | 作成日時：2020年2月25日 23時
