〇 過去と今 ページ2
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宮近side
彼女はトラジャに入る前、陰湿ないじめを受けていた。
他のJr.が "女" だからというだけの理由で
Aのレッスン着を隠したり、
Aが休んでたレッスンでの変更点なんかも教えてあげることはなかった。
それでも、Aはついてきた。
レッスン着が無くなっても、
私服で踊って、汗でびちょびちょなのもお構い無しに帰っていった。
細かい箇所が変更されたダンスも、周りを見てひたすらついてきた。
彼女は "諦める" ということを知らなかった。
俺は、隠れてAを尊敬していた。
ダンスも人一倍上手で、
休憩時間も1人でずっとダンス動画を見て研究したりしていたから、率直に凄いなって思った。
俺はAへのいじめを、見て見ないふりをしていた。
正直、Aを助けたせいで俺も仲間外れにされるのが怖かったから。
でも。
ある日、見て見ないふりなんかできないことが起こった。
Aが自分らの嫌がらせに対して動じないことに腹を立てた奴が、レッスン中にAの足を引っかけた。
Aが転んだのを見た瞬間、俺はとんでもなく腹が立った。
そのとき、何も考えずに俺は言葉を発していた。
「おい、さすがにやり過ぎだろ。」
Jr.《1》「は？なに、宮近こいつの味方なの？w」
「それとこれとは違うだろ。白咲さんは、お前らより何倍も努力してる。いくら自分らがその実力に勝てないからって、嫌がらせするのは違うだろ。見てて恥ずかしい。」
そのJr.は反省の色なんか見せないで部屋を出て行った。
俺はその日、初めてAと話した。
白咲「ありがとうございます....... 。でも、大丈夫なので、これからは私に構わないでください。」
少しだけ寂しそうな顔をしながらそう言ったAを見たら、それが本音じゃないことなんてすぐに分かった。
「大丈夫じゃないでしょ？今まで助けてあげられなくてごめん。」
俺がそう言った瞬間、Aは両目から大粒の涙を流した。
初めて見たAの涙だった。
俺は、あれほどの嫌がらせにも全く動じていないAは、勝手に心が強い子なんだと思っていた。
でも、違った。
その時俺の前で涙を流しているAを見て、この子は普通の女の子なんだって気づいた。
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なぁちゃん(プロフ) - まる。さん» お待ちしてます！！楽しみです！！ (2020年5月9日 0時) (
レス) id: 50bc99f3e7 (このIDを非表示/違反報告)
まる。(プロフ) - なぁちゃんさん» できるだけ早く書かせていただきます( ; _ ; ) (2020年5月1日 11時) (レス) id: 49e7d2067d (このIDを非表示/違反報告)
なぁちゃん(プロフ) - まる。さん» ありがとうございます！気長に待っているので、焦らずゆっくり書いてください！ (2020年4月30日 14時) (レス) id: 50bc99f3e7 (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - なぁちゃんさん» 読んでくださり有難うございます！かしこまりました！もう一度少プレを見直してから書かせていただくので普段よりもリクエストにこたえるのが遅くなってしまいますが、気長にお待ちいただけると幸いです(T_T) (2020年4月30日 13時) (レス) id: 49e7d2067d (このIDを非表示/違反報告)
なぁちゃん(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！もし、まだリクエストを受け付けていましたら、トラジャが少プレでキスマイと共演したときのお話をお願いしたいで！よろしくお願いします！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: 50bc99f3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる。 | 作成日時：2020年2月25日 23時
