とらじゃの中の紅一点！

〇 ぷれぜんと 公演前 ＃２ ページ17

You side






「うっさいなあ。もう一生元太とぎゅーしないからね。」




松田「いや、それマジで言ってる？ごめんて！許して！ね？ほら！この通り！」




本気で頭を下げてる元太を見てるとおもしろくなって笑ってしまう。


あー、やっぱり嘘なんだあって言いながら安心したような元太の姿を見ると、緊張してた心なんていつの間にかなくなってた。






宮近「A。本番前のチャージしたい。」




「ん。」




手を広げてくるちゃかの胸に飛び込む。




宮近「これで今日も頑張れるわ。」



ちゃかは本番前とか真面目なときにいつも私にハグを求めてくる。




緊張しているのか、公演前は毎回、普段のおどけたちゃかなんか想像できないくらいの落ち着いた声で囁いてくるから、心拍数が少しだけ上がってしまう。




ちゃかに自覚なんてないからそれが一番ずるいんだけどね。








中村「A、いっつも海斗だけズルいから。」




そう言って軽くハグをしてどっか行っちゃう うみも何考えてるのか分かんない。



メンバーだからといって一応私も女の子だからね！？









期待しちゃったりするときもあるんだよ...




まあ、誰にとは言わないけどね？







メンバーに恋するなんてプロとしてありえないもん。





吉澤「A、頑張ろーね。」




そうやって通りすがったついでに頭を軽くポンってしてくるしーくんもずるい。




あー！このグループみんなずるい！！！




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宮近「横浜アリーナ。ファンのみんなのこと幸せにしちゃってもいいですか！」







『さんせーいっ！！！』









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