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貸して、と中村さんが私の手からﾙｰﾌﾟﾀｲを取る。
「 はい、正面向いて 」
「 え… 」
「 ほらほら、はーやーくー 」
もしやこれは、と思いつつ、中村さんに前に向き直る。中村さんの腕が私の背中に回った。
やっぱり、付けてくれるんだ。
「 …ふ、ｶﾞｯﾁｶﾞﾁだね？ 」
「 こういうのは緊張するものじゃない！？ 」
無駄に肩が張ってるのを指摘されて恥ずかしくなる。だって、不意に触れる腕とか、注がれる視線とか、近づく距離とか、考える程に恥ずかしい要素は沢山だ。
「 …はい、ついた 」
胸に目線を落とすと、可憐な緑が胸に光っている。どうせならもうちょっとお洒落な服着てたらよかったかも。
「 綺麗… ありがとう。どうかな、似合ってるかな 」
「 んー？ 」
ﾝﾌﾌﾌﾌ、と笑うだけで、似合うとは言わない。こういうところは天邪鬼なのだ、この人は。
そこを突く気持ちもないので、気にせずﾙｰﾌﾟﾀｲを指でいじる。
「 ふふ、五郎さんに貰った気分 」
「 あっ、それは聞き捨てならない 」
中村さんの綺麗な指が軽くﾙｰﾌﾟﾀｲに引っ掛けられて、ぐっと私を引き寄せる。
「 それあげたのは、明智じゃなくて倫也。Aの彼氏があげたんですよ 」
「 は、はい… 」
「 ｱﾝﾀﾞｰｽﾀｰﾝ? 」
「 ｲｪｽ… 」
なら宜しい、と、ぱっと中村さんは指を離した。
「 …倫也さんて、そういう感じ、たまにするよね？ 」
「 何が？ 」
「 その… やきもち、的な… 」
「 あー聞こえなーい 」
あーあー、と目を閉じて中村さんが叫ぶ。
…これはもはや、素直に似合うって言われるより嬉しいかも？
…そう思うのは、私が彼にﾍﾞﾀ惚れだからかな？と思いつつ、嬉しいので自然に笑みが溢れた。
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(にゃん) - sunutantomotanさん» はじめまして、ｺﾒﾝﾄありがとうございます！励みになりますTT これからもゆっくりやっていくので気楽にお楽しみ頂ければと思います〜 (2020年5月21日 21時) (
レス) id: 537a509e0e (このIDを非表示/違反報告)
sunutantomotan(プロフ) - はじめまして♪更新楽しみにしております。頑張って下さいね＾＾ (2020年5月20日 12時) (レス) id: a52851d70a (このIDを非表示/違反報告)
(にゃん) - 愁さん» おはようございます！読んでくださりありがとうございます！ なんとなく、発音良さげに言うとこう聞こえるかなー、みたいな感じです。ｶﾀｶﾅ英語じゃなく誇張した感じ、といいましょうかね？？笑 なんとなく中村さんがこう言うｼｰﾝが浮かんだのでした (2020年5月18日 8時) (レス) id: 537a509e0e (このIDを非表示/違反報告)
愁 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくはリピートアフターミーではないんでしょうか？ (2020年5月18日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 中村さんと「ようこそ」--1 のここの台詞 「 言ったら慣れるって、はい、ﾘﾋﾟｨﾄｴﾌﾀﾐ-、ともぅや！ 」 (2020年5月18日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(にゃん) | 作成日時：2020年5月2日 20時
