名前呼び ページ39
中村side
普通名前呼びなんてどうでもいい異性にはしないだろう。
それが普通だと思う。
だからこそ、この作戦が使えた訳で…。
さっきの俺のとっておき作戦を信じて、俺の本当の思惑に気づいてない?
だとしたら、こいつはアホだ…。
杉田はもう、俺がただ単に田中さんを名前呼びしたいだけと気づいていて、先程からニヤニヤが止まっていない。
てめぇ、杉田、俺の方を見るんじゃねえ。
なんか恥ずかしくなってきた。
杉田「田中さんww面白すぎww」
田中「えー?私変なこと言いました?」
変なことしか言ってない。
まぁ、ここはこいつの天然に乗っかろう。
中村「じゃあ、日常から呼ばせていただきマース」
田中「えっ、それもそれで困ります!心臓が疲れる!」
心臓が疲れる?
杉田「ハッキリしな笑」
中村「俺は言ったことは全部やる人間だから」
杉田「だってさ。言ったこと全部やるマンだ」
田中「…別にいいですけど、嬉しいですけど…」
けど…なんなんだよ!
けどの続きが気になるんだよ!
その続きを待ちたかったが、スタッフからカンペが出る。
エンディングお願いします。と。
あー、もうエンディングか…早かったな…。
中村「…はい、今日どうだった?田中…じゃなかった、A…慣れない」
田中「うっ、私も慣れない。今日は楽しかったです!いつもとあんまり変わらないけど!」
杉田「いつもと変わらないのはしょうがない」
中村「まぁ、来週もある訳なんで…今回は終わりでーす」
田中「ゆるっ!」
とりあえず1本目の撮影がおわり、休憩になる。
そこで終わっても、杉田とスト4で遊んでいるAに、気になっていることを聞いてみた。
中村「田中…さん、さっきは撮影の流れでああ言ったけど本当にいいの?名前…で呼んじゃって」
田中「いや、嫌だったとかじゃなくて、恥ずかしかっただけなんですよ、あの、えっと、名前で読んでくれると嬉しい…です」
恥ずかしさからか、頬を赤らめながら言ったA。
あぁ、くそ、めっちゃ可愛いじゃねぇか。
これで俺だけ特別だ。
なぜか俺の中でライバル視している杉田に、心の中で勝利のガッツポーズを向けた。
中村「じゃあ、Aね」
田中「うぅ、やっぱ恥ずかしい…」
杉田「恥ずかしがるなって、A」
…いや、お前も名前で呼ぶのかよ…。
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ふぁくと(プロフ) - 悠衣さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂き本当に嬉しいです(/ω\)頑張るので、是非楽しんでご覧下さい! (2017年3月29日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
悠衣(プロフ) - とってもとっても面白いです!!この小説大好きです。エンカウント編も楽しみにしてます! (2017年3月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a5a3a00bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 蒼井憂雨さん» ありがとうございます(;▽;)このコメントを励みに頑張らさせていただきます!! (2017年3月22日 13時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井憂雨(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください(*´ω`*) (2017年3月22日 12時) (レス) id: f7de849322 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 青宙先生。さん» 【ここからは直接脳内に】本当にありがとうございます。あなたのおかげでほかの読者にばれることなく、訂正ができます笑(超小声) 本当に丁寧な訂正コメントありがとうございました。(大声) (2017年3月20日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぉると | 作成日時:2017年2月26日 16時