家へ ページ21
中村side
無事買い物を終え、たくさんの荷物を持ち自宅の前を通り過ぎ、立ち止まったのは彼女の家の玄関の前。
何も無いに決まっているが、緊張していないと言ったら嘘になる。
田中｢一人暮らしなので汚いですけど、どうぞ！｣
中村｢おじゃましますー｣
中はとても綺麗でシンプルな部屋。
一人暮らしにしては広い。
俺が一人暮らしのときは六畳間だったからな…。
彼女の家にはリビングから玄関の間に部屋が4個。
…やっぱり広いな。
リビングは白の家具で纏められた綺麗な部屋で、テレビとパソコンが置いてある。
それと、たくさんのゲーム機…。
なんだか既視感がすごい。
中村｢すごいね、あのゲームの感じ俺ん家と変わらないよ」
田中｢すいません、さっきまで触ってて笑 パパッと作っちゃいますね、唐揚げ！｣
中村｢じゃあ、座って待ってていいかな｣
田中｢はい！どぞ！｣
と言って彼女が手を示した方にある4人がけのテーブルに腰を下ろす。
いつの間にか出されていたお茶を飲みながら、オープンキッチンで慣れた手つきで唐揚げをつくる田中さんを見ながら1人ニヤニヤしていた。
流石にずっと見ているとただの変態なので、周りを見渡す。
するとリビングから廊下に出るドアが少し開いていた。
自分の中の悪魔に誘われた俺は、料理に夢中な田中さんにバレないようこっそりリビングを出る。
ダメだぞ〜俺みたいな人を簡単に家に入れちゃ。
とりあえず…いや、寝室はやめとこう。
寝室はまずい。
あ、隣の部屋のドアが少し開いてる。
ここはなんの部屋だ？
大きめの本棚には数え切れない量のDVD。
ほとんど見たことのあるタイトルだった。
そのDVDの棚の上にはこれまた見た事のあるフィギュア。
中村｢これって…アルト！？｣
と言った瞬間背後で物音がする。
田中さんにバレたかと、振り返るが誰もいなかった。
中村｢まぁ、いいか｣
そんなことより自分の演じたキャラが居るのは普通に嬉しい。
その反対側の本棚には下の方にフィギュアが並べられていた。
少し屈みながらそこを見ると、やはりマクロスFが多い。
中村｢本当に好きなんだな…。言ってたもんな俺の出てる作品見てくれてるって｣
右側に一つだけ丁寧にディスプレイされているものを見つけた。
中村｢VF-29の超合金！…アルトが好きなのか｣
その瞬間、物音がして振り返る。
すると、自分の顔の上に何かが落ちてきた。
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ふぁくと(プロフ) - 悠衣さん» コメントありがとうございます！！そう言って頂き本当に嬉しいです(/ω＼)頑張るので、是非楽しんでご覧下さい！ (2017年3月29日 23時) (
レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
悠衣(プロフ) - とってもとっても面白いです!!この小説大好きです。エンカウント編も楽しみにしてます！ (2017年3月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a5a3a00bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 蒼井憂雨さん» ありがとうございます(；▽；)このコメントを励みに頑張らさせていただきます！！ (2017年3月22日 13時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井憂雨(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください(*´ω｀*) (2017年3月22日 12時) (レス) id: f7de849322 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 青宙先生。さん» 【ここからは直接脳内に】本当にありがとうございます。あなたのおかげでほかの読者にばれることなく、訂正ができます笑(超小声) 本当に丁寧な訂正コメントありがとうございました。(大声) (2017年3月20日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉると | 作成日時：2017年2月26日 16時
