検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:69,891 hit

51 ページ2







「あ、お粥とかは作ってあるんだね」



『あ、うん、お兄ちゃんが作ってってくれたの』





「じゃ、あっためるだけだね!


Aちゃんは部屋に居な?暖かくしとかないと!」






そう言い、私を部屋に戻して布団の中へと押し込む





あとでお粥持ってくるね!と言って去っていく。








いやいやいや、なんだこれは。


同棲してるのかと錯覚する。








うみくんが好きと自覚した訳で、



この状況は、めちゃくちゃ美味しい状況な訳で




なのに素直に喜べないのは昨日見てしまったから。






あれについて聞けばいいのに



聞けないのは、自分に勇気も権利もないから。







何してんだろうなあほんと。









「お粥出来たよー」






にこにこしながらお粥を持ってくる。






『あ、ありがとう』




スプーンを手に取ろうとすると、



拒まれる。







「はい、あーーん」





いやいやいやいや??


これは、アウトでは???







『え、あっ、』




「もー早く食べて?」






ぷくーっと頬を膨らませる。


とことん、この顔に私は弱い。



そのことも絶対うみくんしりながらやってる、


ずるい男だ。






『あ、あーん…』




「美味し?」





私は頷く。





「流石お兄さんだねえ、



いっぱいあるからゆっくり食べてね」







…今だけはこの幸せに浸っておこうかな。








52→←50



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (241 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
897人がお気に入り
設定タグ:TravisJapan , トラジャ , 中村海人   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花梨 | 作成日時:2020年11月5日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。