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*
『ちょ、うみくん…!』
そう言っても離してくれない。
というか、私のことを見てない。
目線が後ろの方に集中してる。
『…?後ろに何かあるの?』
そう言って後ろを向く。
「…駄目っ!」
…私は、見てしまった。
うみくんはすぐ私の目を塞ぎ、ぎゅっと抱き締める。
私が見たのは、海斗だった。
海斗が、彼女のすずちゃんを
抱き締めているところ。
驚きのあまり、声が出なくなった。
どうしてこんなに間が悪いのか。
最悪だほんと。
泣きそうになる。
前よりましになったとはいえ、
こんなところを見てしまったら、涙も出る。
「Aちゃん…泣いてる?」
『…泣いてる、』
「ここじゃない所、行こ?」
そう言って、私の手を引き、歩いていく。
私は黙ってついて行った。
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花梨(プロフ) - 遥さん» ありがとうございます;; 更新続けて出来ずすみません!少しずつですが更新頑張ります! (2020年10月18日 18時) (レス) id: 358ef2a43f (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - このお話大好きで更新楽しみにしてました!頑張ってください! (2020年10月18日 13時) (レス) id: 3701384456 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - さとみさん» ありがとうございます!更新頑張ります〜! (2020年9月23日 17時) (レス) id: f1d9119847 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ(プロフ) - 海くん可愛い♪更新楽しみにしてます。 (2020年9月23日 6時) (レス) id: eabb993d38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花梨 | 作成日時:2020年9月16日 3時