サ ミ シ ガ リ ヤ【中村海人】

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「ふーーん」







めっちゃニヤニヤするじゃん、



なんなんだこの人は。









『って、うみくん寝てるし…』






スースーと寝息を立てながら



気持ち良さそうに寝てる方が1名。







『宮近くんが言った通り寝ちゃったよ』





「まあだろうなと思ったけどね、


あー家帰ろっかな俺、」






『え？！泊まるんじゃないの？』





「いやどうせ近いし、帰るよ。


Aは泊まってけば？もう遅いし」






いやいやいや、







『勝手に泊まって怒られない？？』




「海人なら許してくれるでしょ、じゃ！」




『いやはやいな』







何故か光の速度で帰っていった宮近くん。




そして取り残された私。





一応うみくんの家には泊まったことはあるけどさ…








『…まあいっか』






もう帰るの面倒だし、


うみくんも寝てるし、勝手にベッド借りて寝よう。







『…にしても顔綺麗だなあ』







王子って柄じゃないとは言ったものの



顔が整ってるのは事実。






ほっぺを指でつついてみる。






『おお…ぷにぷにだ…』







いやわたし何してるんだ





『はあ、寝よ』








流石にお風呂は勝手に借りられないので



そのままベッドを借りて眠りについた。







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