サ ミ シ ガ リ ヤ【中村海人】

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＊






｢えっ、失恋！？！？｣





『煩い！！傷抉るな、！！』





｢あ"っごめん｣






今日は普通に学校です、面倒です




大学の友達の咲にここ数日で起こったことを


話しています、はい。






｢そっ、か…話とかしてる所見てる時


Aなら大丈夫って思ってたけど…




……まじか、よしご飯行こう奢るわ｣





『優女じゃん、ありがとう


まあ〜…頑張って吹っ切るしかないよね』






｢そうだけど！なが〜いこと片思いしてて


急にはい次っていけるわけないよ



ゆっくりでいいのよそんなん！｣






こういうとき心の底から友達で良かったって思う。


恵まれてるよね〜私。






『…うん、ありがとう、感謝してます』




｢なんか恥ずかしい〜〜！


あ、そういえば今日私記念日や、



って待って、私空気読めなさすぎだわ

ごめん気にしないでくれ｣





『え、いやいや！全然いいよ〜


他の話をしてくれた方が気が紛れるよ



じゃあ今日会うの、？』






｢え〜…今日はAとご飯…｣



『いやいや川島さん？だよね？



記念日会わないとめちゃくちゃ拗ねるって


言ってたじゃん？会ってあげな？』





｢う〜…ごめんねA…今度行こう！！｣




『いーよ全然、楽しんで来てね？』







うーん、いいな恋人、



…欲しいな、寂しさを埋めて欲しい。








いや寂しさを埋める為のものじゃ駄目か



やっぱり、好き同士じゃなきゃね。









…虚しい、









＊

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