初恋〜この気持ち、必ず伝えてみせる〜パート３

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真井Side

「お前って照れるとわかりやすいよな」


そう呟くと、聞き捨てならなかったのかいきなりこっちに向いて反論してきた。


「はっ？照れてないから！」


「いやいや、耳赤いし」


「えっうそ！」


そういうと、椎名はバッと耳を押さえた。


案の定、顔も真っ赤にして。


うーん…やっぱりわかりやすい。


「お前結構ウブなのなー」


「う、うるさいな！てか普通あんなこと言われたら照れるに決まってんじゃん！」


「…そうか？」


思ったこと言っただけだけどな。


なんだかんだ、こいつにはすげー助けられてるから。


「まあいいや。とにかくありがとな！」


「…どういたしまして〜」


もうこの話は終わりだな。


この話いつまでもしてたらなんとなく暗くなるし…切り替えよう


「よしっ！じゃあ今から遊びに行こうぜ！」


「えっ今から！？」


いきなり立ち上がった俺に椎名はびっくりした様子。


「だってせっかく来たのにもったいないじゃん？とことん楽しみにいこうぜ！」


「あんた切り替え早いな…じゃ、ちょっと待って。梨乃たちに連絡するから」


そう言って携帯をとりだそうするから、俺はそれを止めた。


「いーじゃん別にもう連絡しなくても」


「は？」


「二人で遊ぼうぜ！その方が楽じゃん」


「…それもそうだな。二人でいっか！そこらへん歩いてたら梨乃たちにも会えるだろうし」


「おう！…できるだけ神谷たちに会いませんように…」


会ったらなんとなく気まずいしな…。


どっちにしろバスで隣なんだけど。


「はいはい。神谷君達にできるだけ会わないようにはするって」


「よし！じゃあっち行こうぜ」


「うん！」






そうして、俺たちは席を立った。

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