シェパードくんと愛されるべきガキンチョ ページ3
洸｢…A兄ちゃん…｣
『ん』
洸｢…泣いたこと、マンダレイに言わないで｣
『…言わねーよ』
風呂上がり、眠そうな洸汰を抱えて廊下を歩く。
…子どもは一緒にいて楽だ。
子どもは俺に危害を加えないから。
『…洸汰』
洸｢うん…？｣
『……力をひけらかすだけじゃない、本物のヒーローも、ちゃんといるんだよ。今はまだ、知らなくていいけどさ』
洸｢…うん……｣
マンダレイたちの部屋の扉をノックすると、寝巻き姿のマンダレイが出てきた。
洸汰はすでに限界だったようで、俺に抱えられながら寝ていた。
『洸汰、寝ちゃった』
マ｢ありがとうね、洸汰がここまで人に心を開くの、ちょっとびっくりしちゃった｣
『…うん』
マ｢遅くまでごめんね。おやすみ｣
『…洸汰は…ヒーローを嫌ってるだけの、ただの子どもだ。…今はマンダレイが親代わりだろ。ヒーローだとか関係ない。…もっと踏みこんでやってもいいと思う。…俺が言うことじゃないかもしれないけど』
マ｢…そうだね。どこかで引け目を感じてたかもしれないな。ありがとう、洸汰のこと、たくさん考えてくれたんだね｣
『……洸汰は…ちゃんと、愛されるべきだから』
失ったものの溝を埋めるのは、容易い事じゃないけれど、その傷を癒すのはマンダレイたちにしか出来ない。
洸汰がちゃんと、笑える日が来ればいいと思っただけだ。
マンダレイと別れて大部屋に戻ると、すでにもうみんな寝ていた。
良かった、みんなと一緒に風呂に入らない理由とか聞かれたら面倒だった。
トランプが散らばってるのを見るあたり、上鳴か切島らへんが遊んでるうちに寝落ちしたか。
どうせ大人数だと寝れねえし、片付けておくか…
『……ババ抜きのルールも知らねえや』
おもちゃとしてトランプが存在するのも、その中にババ抜きという遊びがあるのも知っているが、ルールは知らない。やったこともないし。
…こいつらと遊べたら、楽しいだろうな。
ハートのエースを見て、そう思った。
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オタクですが何か？(プロフ) - 一気読みしましたよ！マジで最高ですよ､､､ちょっと死んできます( ^ω^ ) (2022年4月22日 23時) (
レス) id: 9c417775fd (このIDを非表示/違反報告)
..... - 続編も楽しみにしています。 (2022年4月18日 20時) (レス) @page50 id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
鮫島(プロフ) - 仕事が多忙極めてる中で最近の楽しみはシェパードくんのお話を読むことです……元気を頂いてます！いつも更新を楽しみにしてます( ´▽｀)可哀想は可愛い…こういう地獄大好きです！これからも応援しております！頑張ってください( ´ω` )/ (2022年4月17日 3時) (レス) @page50 id: b63da9a625 (このIDを非表示/違反報告)
karen52525(プロフ) - こういう地獄みたいなの大好物なので飽きるどころかもっとやってくれ父〜！って思ってます笑続編おめでとうございます。これからもずっと応援してます！頑張ってください。 (2022年4月16日 22時) (レス) @page50 id: 60d68c0df3 (このIDを非表示/違反報告)
ワシタカ - 貴方様の作品、最高です、、、！一気読みしてしまいました！続編お待ちしてます！！！地獄回最高ですねﾎﾞｿｯ (2022年4月16日 21時) (レス) @page50 id: eb76df11cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこぺん | 作成日時：2022年4月11日 0時
