忠実狂犬シェパードくん 4【ヒロアカ】【男主】

シェパードくんとクソ点P ページ24

爆｢てめェ1回で理解しろや！｣


切｢あれー？おっかしいなぁ…｣


『…にじかんすう…』


爆｢てめェは公式もう1回頭に叩き込め！死ぬ気でな！｣


『…』



爆豪、怖い。()


教え方は上手いんだけど、威圧感がすげえ。

何かと俺と切島のことを殺したがる。



切｢そういや爆豪ってどこの中学出身なんだ？緑谷も一緒なんだっけ｣


爆｢折寺。つーかクソデクの話題出すなや…！｣


切｢へえー！俺は芦戸と同じ結田付中！狗猛は？｣


『…行っ』



行ってない、と言いかけたが、言葉が喉にひっかかって言えなかった。


中学に通っていたことは、俺以外からすれば当たり前のことで、中学に行ってない俺は普通じゃないという事実を目の当たりにした。



『……内緒…』


切｢んだそりゃ！｣



出会って数ヶ月しか経ってないし、将来の夢も違う、言ってしまえば3年間だけの関係しかないA組に、失望されたくないと思った。



…なんか最近、俺らしくねえな。


爆｢…オラ犬っころ、お前は見たところ文系はイケんだから数学どうにかしろや｣


『……捨てたい……』


爆｢赤点取ってオメー1人だけ学校残んのか｣


『……嫌だ…』


爆｢んじゃ死ぬ気でやれや｣


『…はい…』



数学きらいだ。

俺が最後に数字見たのはまだ算数だったし。


終始爆豪に教科書でポコポコ頭を叩かれながら、数学の問題を解きまくった。



……もうしばらく数字は見たくない…

シェパードくん、筆記頑張ったね→←シェパードくんのお土産

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す