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10.母と私 ページ11

紙芝居終了後

私は母の車で自宅に戻り、言える範囲の全ての話をした

美波)なるほど。それじゃあ貴方はゆいなのね

私は『オフコース♪』とウインクしながら答える

美波)…やっぱり、ゆいね。

由紀子)しんじてくれるの?!

美波)もちろん。だってこんなこと言う小学一年生なんて世界であなたぐらいよ。

由紀子)(そんなことはどうでもいいけど)ありがとう!お母さん!お父さんにも伝えてよ!

美波)わかった。お母さんまだ仕事があるから、阿笠博士の家まで送るわね。

由紀子)ごめんね!

美波)いいのよ。だって見た目は小学生なんだから!

由紀子)…うん、ほんとごめんなさい…
ねぇ、お母さん…私こんなことになってるのに…迷惑じゃないの?仕事とかあるのに…

美波)え、そんな迷惑なんてこと1ミリも思ってないわ。
そもそもあなたの秘密は知ってたわ。
あなたが生まれた時から。

由紀子)…え?

美波)あなたが高校生になるまで黙るよう言われてたの。神さまにね。

由紀子)…私をこの世に送った…

美波)私や真央からすれば
最初からいた…送られてきたなんてない…正真正銘の娘だけど…ね

由紀子)…お母さん、そんな風に思ってくれてありがとう

美波)あなたが別の世界からの転生者…だとしてもなんも思ってないわ。ただの転生者じゃない

由紀子)私の記憶では高校から。
けど…


美波/由紀子)実際は生まれた時には
転生していた!ふふふ

11.ちょっと私の転生について考えた→←9、紙芝居



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作者名:キララ☆ | 作成日時:2018年10月5日 20時

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