制服革命５ / Shori.S

FATE. ページ24

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「え」




神宮寺が僕を見て頷く。


…どういうことだ。








「…っいった、」




突然、僕を襲う吐き気。

目眩。






「お、おい！」


目を見開く神宮寺。
耐えられずにトイレに走る。









「う…うぇ、っぐ、う、」



足元が揺れるような感覚。
吐き出そうとしても、なにも出ない。





気持ち悪い。







「っはあ、はあ、」



意味もなく上がる息。

速度を上げて脈打つ鼓動。






何だ、これ。









「おい！！だ、大丈夫か？」




「…う、ん」






トイレを出ると、心配そうな神宮寺。







「入れ替わりに限界がきてるとか…」


真剣な表情でいかにも少年漫画のような
展開を話し始める神宮寺に思わず笑ってしまう。





「…お前なあ、」


「い、入れ替わってる時点で漫画だろーが！！」









「とりあえず、ゆっくり休めよ。」



「うん、」



背中をさする神宮寺の手は
大きくて温かい。









それよりも、だ。









「マリには、共犯者がいるってこと？」





粟立つような恐怖。
神宮寺がごくりと唾を飲んだ。





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