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壱拾九 ページ19



 JN「3人とも何してたの?」

 JM「V LIVEをしてました。」

 JN「そうなの?なんかジミンとA、うかない顔してたから、

 喧嘩でもしてたのかと思っちゃった。ご飯だから、座って。」

 「はい。」

 ・

 翌日の朝・・・。

 「はぁ〜、なんか昨日はいろんな事があったな。」

 コンコン。

 「はい!」

 ガチャ。

 「ジンオッパ!おはようございます!」

 JN「しー、まだみんな寝てるから。」

 「すいません。で、私になんか用でも?」

 JN「朝ごはん、一緒に作んないかなって思って。」

 「作ります!」

 JN「しー。じゃぁ、行こう。」

 ・

 「ジンオッパ、なんで私を誘ったんですか?」

 私はにんじんを切りながら、聞いた。

 JN「ちょっと聞きたい事があって。」

 「なんですか?」

 JN「なんで、昨日うかない顔してたの?ジミンもだったけど。」

 「う〜ん、言っていいのかわからないんですけど、」

 JN「うん。」

 「私、好きな人がいるみたいなんです。」

 JN「え!アイドルに恋愛は禁物だって社長が言ってたじゃん。」

 「分かってます。だから、私はこの自分の心に蓋をします。」

 JN「うん、絶対その方が良い。でもそれと昨日の事とは関係ないでしょ。」

 「いえ、すごく関係してます。」

 JN「どこが?」

 「私達はその時、V LIVEで言ったんです、仲をもっと深めたい人がいるって。」

 JN「うん、それで?」

 「それで、V LIVEが終わった後、はっきり言ったんです、私。

 その場にいたジミンオッパ、テヒョンオッパ、ジョングクオッパに。」

 JN「好きな人がいるって事を?」

 「はい、でこの気持ちに蓋をするのは、悲しいなぁって思ったから。」

 JN「それで、あんなに暗い顔になってたんだ。」

 「まぁ、別にこれからもずっと見ていられるんですけどね。」

 JN「もしかして、Aの好きな人って、」

 「そうです。オッパ達の中にいますよ。」

 JN「そっか、なおさら蓋をしないとね。」

 「そうですよね。でも、ずっとこの気持ちは忘れません。たとえ、蓋を

 閉めようとも、私はこの気持ちを大切にします。」

 JN「さっきの話を聞いてたら、僕じゃない事は確かだね。」

 「すいません。」

 JN「いいよ、応援する。」

 「ありがとうございます。」

 私達はこの会話をまさか、ジミンオッパが聞いているなんて、

 ちっとも思わなかった。

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作者名:亜々 | 作成日時:2017年11月17日 18時

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