第17話 ページ18
〜Aside〜
野薔薇ちゃんと虎杖くんが行ってから数分
私達は廃ビルの前で待機していた。
伏黒「やっぱ俺も行きますよ」
五条「無理しないの。病み上がりなんだから」
そうそう。この間の怪我酷かったからね。無理しない方がいいよね
A「じゃあ私が「Aも行っちゃダメだからね」はい…」
うう…なんだか落ち着かないと言うかなんと言うか
伏黒「でも虎杖は要監視でしょ?」
五条「まぁね。でも今回試されてるのは野薔薇の方だから」
A「野薔薇ちゃんですか?でもあの子は経験者ですよね?なのにどうして…」
五条先生が言うには虎杖くんは「イカれてる」らしい。
異形とはいえ生き物の形をした、自分を殺そうとして来る呪いを躊躇なく殺りに行く
昔から呪いに触れて来た訳でもない、普通の高校生活を送っていた男の子が。
五条「才能があってもこの嫌悪と恐怖に打ち勝てず、挫折した呪術師を見たことあるでしょ?」
話を聞くと伏黒くんは先生の方を向いた。
伏黒「でもさっきAが言ったように釘崎は経験者ですよね。今更なんじゃないですか」
五条先生は続けた。
呪いは人口に比例して多く強くなり、地方と都会ではそのレベルが違う。
五条「レベルといっても単純な呪力の総量の話だけじゃない"狡猾さ”。
知恵をつけた獣は時に残酷な天秤を突き付けてくる」
「"命の重さ”をかけた天秤をね。」
──命の重さ。
言葉にすると改めてその重要性に気づく。
呪いとって命の重さとは…
私も伏黒くんも何も言えなかった。
長い沈黙の中廃ビルから呪霊が飛び出して来た。
すかさず伏黒くんが祓おうとするのを五条先生が止めた瞬間
呪霊から棘のようなものが出てきた。
おそらくあれが野薔薇ちゃんの呪術なのだろう。
五条「いいね。ちゃんとイカれてた」
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みぃ(プロフ) - さらさん» ご覧いただきありがとうございます!楽しんで頂けてなによりです!これからもよろしくお願いします! (10月30日 6時) (レス) id: 6559ee5f93 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話めっちゃ大好きです!!凄く読みやすいです!!伏黒くんのお話も少ないので書いてくれて嬉しいです!!ゆっくりで良いので、更新楽しみにしてます!! (10月30日 1時) (レス) @page39 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 狗巻棘くんの()内のセリフは意訳です!なのでエンタメとして感覚で楽しんでいただけたらと思います! (9月20日 2時) (レス) id: 6559ee5f93 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ご覧いただきありがとうございます!更新頻度は少なくムラがありますが、更新された際には是非楽しんでいってください! (9月10日 1時) (レス) @page30 id: 59c0e1f65d (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年4月29日 13時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ | 作成日時:2022年1月4日 20時