検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:20,483 hit

両思い10% ページ12

太宰side




会議室にてAちゃんが告げた言葉。

それは…




『_________________死の家の鼠。』


なに、なんだこの寒気は。
嗚呼、"恐怖"か。



あの魔人は、頭の回転だけは早いからねぇ…



「うふふふふ、面白そうじゃないかい。」

『知りたい?』

「・・・その代償は?」

『流石、よく分かってる。』




Aちゃんはニヤリと笑い、


『太宰治。貴方に、ポートマフィアへの協力を求める。』


そう云った。


______________全く、この子は何を考えているんだろうか。






「・・・若し嫌だと云ったら?」

『さぁ、私の管轄じゃあ無いし。唯、これはあくまで予想だけど…






_____________お互い、首領を守らないとね。』

「Aちゃん、何が起こるか分かっているね。そして分かっていながら、中也にも云っていない。」



なんて、なんて子なんだ。

分かっていながら最愛の人にも云わず、唯自ら作戦を考え、動く。


______凄い。

私は素直に、そう思った。



『どうせ嫌なのでしょう?中也も、太宰が戻ってくる事は有り得ねェって云ってたし。』

「一瞬Aちゃんがいるなら良いかなぁとは思ったよ?」

『一瞬でしょ?首領には殺さないよう頼んでおくけど、油断は禁物だよ、治。』



Aちゃんはにこりと嗤う。

・・・まだ隠してることがあるな。


「ああ、それで。まだ私に云っていない事、あるよね。」

『あるけど、云ったら私の首が飛ぶから。…物理的に』



あはは、森さんも相変わらずか。


「うふふ、それじゃあそろそろ中也が五月蝿くなるから、行こうか。」

『うん。』








さぁ、勝負はもう既に始まってるはずだ。









__________________________死の家の鼠


_______________フョードル・ドストエフスキー

両思い11%→←両思い9%



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
228人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まなの(プロフ) - リオさん» ありがとうございますううう!!!!!更新遅くなるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします!! (2017年3月13日 7時) (レス) id: cf576355f9 (このIDを非表示/違反報告)
まなの(プロフ) - 天子さん» あ、抱いちゃいます?喜んでェェ!!!!!!!!!←更新遅くなるかもですが、よろしくお願いします!! (2017年3月13日 7時) (レス) id: cf576355f9 (このIDを非表示/違反報告)
まなの(プロフ) - 小百合さん» ありがたきお言葉ですっ!!更新遅くなるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします!! (2017年3月13日 7時) (レス) id: cf576355f9 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - 面白いので、更新がんばってください! (2017年3月12日 18時) (レス) id: e4a85809b5 (このIDを非表示/違反報告)
天子(プロフ) - リクエストゥ!もういっそのこと抱いてもいいんじゃないかなぁ?← (2017年3月6日 21時) (レス) id: 9875f5ca27 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まなの x他3人 | 作成日時:2017年2月10日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。