epi.1-7 ページ7
.
「んっ、と…すんません」
「こちらこそ。お怪我はありませんか…?」
自分が思っていたよりも酔っ払っていたようで、前から来ていた男にぶつかってしまった。
尻もちをついた俺に手を差し伸べながら怪我の心配をしてくれた。優しい人だ。
「あっ本当にすみません、怪我はないです」
「それなら良かった。……ん?Aくんじゃないですか」
「え、だれ」
これはかなり酔っていますねえ、と独り言を漏らしているがそうじゃない。事実酔ってはいるがそうじゃないんだ。
この人も俺を知っているのか。
「沖矢昴ですよ。忘れてしまったんですか?」
「あ〜〜〜!沖矢さん!」
なるほど沖矢昴さんね。知らんけど。
「沖矢さんはどうしてここに?」
「買い忘れたものがありまして、そこのコンビニまで買い物に」
「へー、そうなんだ」
自分で聞いておいて失礼だが、今初めて会った人のここにいる理由なんて興味がなかった。
「Aくんは飲んだ帰り、ですか?」
「そう」
「Aくんがお酒好きだとは知りませんでした。良ければこれから家で飲み直しませんか?」
「いや、でももう結構遅いし…」
「明日は確かお休みでしたよねえ?」
「えッ、うん……まあ…」
「それなら行きましょう。と、言っても僕の家ではありませんが」
僕の家じゃないって何処に行くんですか。こわい。
--
○沖矢昴
Aの特別になりたい。抱きたかったけどめちゃくちゃ拒否られたので受け身にまわる。が、それでもAは断固拒否。本当の姿で出会いたかった。
1565人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なかだ(プロフ) - ユンさん» いえいえ、私も上手く理解出来ずにすみませんでした。ありがとうございます!少々お待ちください…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - YuriYuriさん» コメントありがとうございます。男主好きな同志様に読んでいただけて嬉しいです!はい、これからも更新頑張ります…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
ユン - ツイッターの小説のことです 日本語が足りなくて申し訳ないです… 楽しみに待ってます! これからも頑張ってください! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 179cc2b81d (このIDを非表示/違反報告)
YuriYuri(プロフ) - この作品大好きでいつも見ています!!男主大好きです。これからも頑張ってください!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 5bdc3179ab (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - ユンさん» もしツイッターに載せたこの小説の番外編のことでしたら、溜まったらまとめて占ツクに載せようかなとは考えております。ですので今すぐに載せるということは難しいです、申し訳ございません。 (2018年5月8日 0時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ