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epi.3-12 ページ40

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「Aさんッ!」


骨が軋む程強く抱き締められた。
俺の肩口に顔を埋めた風見の口からは良かった、と弱々しく漏れた。その身体は小刻みに震えている。

なるべく刺激しないよう、子どもをあやすように優しく風見の背中を撫でる。


「大丈夫か?」

「すみません…ぉれ…俺はAさんが好きです」

「…うん」

「Aさんが俺を友人だと思っているのに俺は恋愛感情を抱いてしまって…迷惑なのもわかっています…でも、好きになってしまった」

「迷惑なんて思ってない」

「、ありがとうございます……これからも、好きでいさせてくれますか…?」

「あぁ、いいよ」


その言葉に、堰を切ったように風見の目からはポロポロと涙が溢れ出した。眉間に深い皺を寄せて唇を震わせている風見の頭を優しく撫でてやる。


「すっ、みま、せ、…」

一度流れると歯止めがきかないのかとめどなく涙が風見の頬を伝っていく。

申し訳なさそうな表情を浮かべてなんとか止めようと目を擦っていた風見に、まだ遠慮しているのかと呆れ、ゆっくりと唇を重ねた。

触れるだけのキスだというのにビクリと肩を跳ねさせ、目を見開いてこちらを凝視している。
そんな風見が面白くて、唇を舌でこじ開けて風見の舌に絡める。

暫くすると、不慣れながらもしっかり応えようと風見自ら舌を伸ばして絡めてくる。キスにまで誠実さを感じた。


唇を離すと風見はぎゅっと瞑っていた目をゆっくりと開く。既に涙は止まっていた。


「遠慮とか我慢とか、しなくていいからな。わかった?」

「は、はぃ…」


風見は真っ赤に顔を染めて小さく返事をした。

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なかだ(プロフ) - ユンさん» いえいえ、私も上手く理解出来ずにすみませんでした。ありがとうございます!少々お待ちください…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - YuriYuriさん» コメントありがとうございます。男主好きな同志様に読んでいただけて嬉しいです!はい、これからも更新頑張ります…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
ユン - ツイッターの小説のことです 日本語が足りなくて申し訳ないです… 楽しみに待ってます! これからも頑張ってください! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 179cc2b81d (このIDを非表示/違反報告)
YuriYuri(プロフ) - この作品大好きでいつも見ています!!男主大好きです。これからも頑張ってください!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 5bdc3179ab (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - ユンさん» もしツイッターに載せたこの小説の番外編のことでしたら、溜まったらまとめて占ツクに載せようかなとは考えております。ですので今すぐに載せるということは難しいです、申し訳ございません。 (2018年5月8日 0時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかだ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年4月16日 7時

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