epi.2-3 ページ22
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「え、行くなよ」
「寂しいんですね…?じゃあ一緒に行きましょうか」
エプロンを畳みながらカウンターから出ると、早くっと手を引かれた。
「ごめん冗談だって。それに俺、これから用事あるからもう行くよ」
「え〜〜〜〜!嫌ですよ!用事ってなんですか!」
「沖矢さんに誘われててな」
そう言った途端安室の先程までの笑顔が抜け落ち、嫌そうに顔を顰めた。
「あいつはダメです。行かないで」
「え、でももう約束しちゃったし」
「Aさんお願いします。僕が何時まででも付き合いますから」
握っていた手を離したくない、とでもいうように強く握り締める。
その手から必死さが伝わってきて、いつも折れてしまう俺は甘いのだろうか。
「んー……わかったよ。でも付き合うって安室さんが一緒に居たいだけだろ」
「へへへ…バレちゃいましたか」
「いいよ。俺の家で飲もう」
嬉しそうな安室は急いで閉店作業を始める。閉店時間から5分ほど過ぎていた。
もうこんな時間か、申し訳ないな。
邪魔になりそうなので店の前で待つことにした。
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なかだ(プロフ) - ユンさん» いえいえ、私も上手く理解出来ずにすみませんでした。ありがとうございます!少々お待ちください…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - YuriYuriさん» コメントありがとうございます。男主好きな同志様に読んでいただけて嬉しいです!はい、これからも更新頑張ります…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
ユン - ツイッターの小説のことです 日本語が足りなくて申し訳ないです… 楽しみに待ってます! これからも頑張ってください! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 179cc2b81d (このIDを非表示/違反報告)
YuriYuri(プロフ) - この作品大好きでいつも見ています!!男主大好きです。これからも頑張ってください!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 5bdc3179ab (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - ユンさん» もしツイッターに載せたこの小説の番外編のことでしたら、溜まったらまとめて占ツクに載せようかなとは考えております。ですので今すぐに載せるということは難しいです、申し訳ございません。 (2018年5月8日 0時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
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