epi.1-3 ページ3
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「ははっ…これは確かに俺の家だな…」
地図が示す家の場所に着くと、
外観は前まで住んでいたアパートそのもの。
持っていた鍵を差し込めば、ガチャリという音と共に鍵が開いた。
恐る恐るドアを開けてると、見慣れた玄関。自分が持っていた靴達が最後に見たままの状態で並べられている。
俺の住むアパートが知らない土地に丸々運ばれて来たみたいだ。
通帳なども変わらずあるし、これなら暫くは生活出来そう。
「これからどうするか……」
慣れた手つきでパソコンを立ち上げ、勤め先の会社名で検索をかける。
あっ、一応存在してる。
1番上に出てきたシンプルなホームページをスクロールして行けば、米花町に会社があることが分かった。
じゃあ明日行ってみるか。もし俺がここで働いていない事になっていたらそれはまた面倒だけど。
そういや、課長の娘さんが名探偵コナンが好きだと言っていたような気がする。確か赤井さん?がかっこいいから好きだとか。
こんな事になるのだったらしっかりと話を聞いていれば良かった。
何がやばいって、この世界に葉山Aはずっと前から存在していたと言う事。
今日は何とか話を合わせる事が出来たが、俺を知っている人物とまた会う事があったらボロが出てしまうかもしれない。
あんな親しげに話してきた安室の名前すら分からなかったわけだし。
というか俺は安室と付き合っているのか?
抱いて抱いてと迫ってきたし求婚までしてきて付き合っていないなんて有り得るだろうか。
もしかしてこの世界の俺は男好きで、あんなイケメンに手を出し……えっ怖い
この世界の俺、頭大丈夫か?
これからどんなテンションで安室に会えばいいんだ?あからさまに突き放してしまえば怪しまれそうだし、恋人として接するのは俺が無理。
記憶喪失だとかで騒がれて、病院に連れて行かれたりしたら面倒すぎる。
うん。とりあえず今後あの喫茶店に近付くのはやめよう。
などと考えているうちに、段々と瞼が重くなり深い眠りへと落ちていた。
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なかだ(プロフ) - ユンさん» いえいえ、私も上手く理解出来ずにすみませんでした。ありがとうございます!少々お待ちください…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - YuriYuriさん» コメントありがとうございます。男主好きな同志様に読んでいただけて嬉しいです!はい、これからも更新頑張ります…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
ユン - ツイッターの小説のことです 日本語が足りなくて申し訳ないです… 楽しみに待ってます! これからも頑張ってください! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 179cc2b81d (このIDを非表示/違反報告)
YuriYuri(プロフ) - この作品大好きでいつも見ています!!男主大好きです。これからも頑張ってください!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 5bdc3179ab (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - ユンさん» もしツイッターに載せたこの小説の番外編のことでしたら、溜まったらまとめて占ツクに載せようかなとは考えております。ですので今すぐに載せるということは難しいです、申し訳ございません。 (2018年5月8日 0時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
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