epi.2-1 ページ20
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「沖矢昴さんって工藤とどんな関係?」
今日は初めての喫茶店に来ていた。
ポアロの方が勿論落ち着くのだが、色々話したい事もあったので散歩がてら少し歩いたこの喫茶店に入ったという訳だ。
コナンとコーヒーを飲みながら、気になっていた事を聞いた。
「えっ、なんで昴さんのこと知ってんの?」
「前から友達?だったみたい」
初めて会ったのが来る前で俺も分からないので曖昧に返す。
「なるほどねぇ…火事で家が燃えたから家を貸してるんだ」
「らしいね。何かあの人すげえ赤井さんについて聞いてくるんだけど」
「ん…?」
「Aくんは赤井秀一という男を探しているのでしょう?」
「えっ…探してるというか1回会ってみたいな〜ってくらいだけど」
「そうなんですね、何故会いたいんですか?」
「うーん、かっこいいから?」
課長の娘さんの言葉を思い出しながら言った。
「ほぉ…」
「_って感じで聞いてくるんだけど。あの人胡散臭くて怖いんだよな」
「ハハ…」
少し前に偶然会って車で家まで送ってもらった時の会話を話せば、コナンは苦笑いを浮かべた。
「てかコナンくん、沖矢さんに俺のこと言ったの?」
「あぁ…気を付けてって感じの事を言ったけど、Aさんから話を聞いた後に敵じゃないってのは伝えたよ。」
「やっぱりコナンくんだったか〜…あまり広めないでね」
俺の不思議な体験を2人は信じてくれたが、他の人も信じてくれるかは分からないのであまり言わないでほしい。
あの人何故か休みを把握していたり家の場所を知っていたりと何だか怖い。勿論以前に俺が教えた可能性はあるが、理解していても怖いものは怖い。
コナンと連絡を取り合う仲なら別に心配しなくても良さそうではあるけど。
「う〜〜、ごめんなさい…Aさん…」
「おじさんね、コナンくんのぶりっ子に弱いからやめてくれるかな」
叱られた子どものような声で俯きながら言ったその姿はただの小学生だった。
良心が痛むのでやめてほしい。こいつ絶対分かっててやってるぞ。
「でも別の世界から来て記憶がないこととかはまだ言ってないから安心して」
「うん、それは本当に言わないでな」
「はーい」
可愛らしく返事をするコナンの頭を優しく撫でた。
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○葉山A
バレちゃったけどまあいいや。
○沖矢昴
俺に会いたいだと…!?今すぐにでも変装を解きたい。
○江戸川コナン(工藤新一)
Aに猫被りがバレたが控え目に継続中。
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なかだ(プロフ) - ユンさん» いえいえ、私も上手く理解出来ずにすみませんでした。ありがとうございます!少々お待ちください…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - YuriYuriさん» コメントありがとうございます。男主好きな同志様に読んでいただけて嬉しいです!はい、これからも更新頑張ります…! (2018年5月9日 8時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
ユン - ツイッターの小説のことです 日本語が足りなくて申し訳ないです… 楽しみに待ってます! これからも頑張ってください! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 179cc2b81d (このIDを非表示/違反報告)
YuriYuri(プロフ) - この作品大好きでいつも見ています!!男主大好きです。これからも頑張ってください!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 5bdc3179ab (このIDを非表示/違反報告)
なかだ(プロフ) - ユンさん» もしツイッターに載せたこの小説の番外編のことでしたら、溜まったらまとめて占ツクに載せようかなとは考えております。ですので今すぐに載せるということは難しいです、申し訳ございません。 (2018年5月8日 0時) (レス) id: a19897898d (このIDを非表示/違反報告)
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