7 ページ7
・
「おはよー、うみ」
中「んー、はよ、、って海斗は?」
「サラちゃんと行った」
中「は?サラって誰?え?」
「彼女だよ。昨日帰りに色々あって、彼女と過ごせよって言ったの」
目を見開いて私を見るうみ。
大きなお目々が落ちちゃいますよ〜、なんつって。
中「…いいの?Aはそれで」
「…いいよ、しょうがないじゃん。…まー、なんて言うか、前にもこんな事ありましたが、またよろしくお願いします」
中「A」
「へ?…っちょ、」
急にうみの匂いと温もりに包まれる。
中「海斗が好きなんでしょ」
「っ、」
中「泣いていいよ」
「だめ、うみの制服濡れちゃうし、遅刻しちゃう。あと、私はもう泣かないって決めました〜。だからもう離せっ!」
うみ腕の中から抜け出して先に家を出る。
そこには、
宮「あ、Aおはよー。お前ら遅刻すんなよー」
幸せそうに笑ってる2人が並んで歩いてる。
そんな姿を見てたらなんだか視界がぼやけてきた。
あぁ、泣かないって決めたのにな。
中「ちょっと待ってよ…って、うわっ」
「ごめん、やっぱ胸貸して」
溢れる涙を隠したくて遅れて玄関から出てきたうみに飛びついた。
何も言わずにそっと背中に腕を回してぎこちなく頭を撫でてくれるのはうみなりの優しさだろう。
片思いって、幼馴染みって、こんなにも辛いんだ。
・
721人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あーさん(プロフ) - ヒナノさん» コメント、ありがとうございます!だいぶノロノロ更新ですが、これからも読んでいただければと思います(*^^*)本当に嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年11月13日 0時) (レス) id: 4643567ab6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナノ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます( ; ; )!三角関係がもどかしくてこんな青春送りたかったな〜と思っちゃいます^^これからも無理のない程度で更新頑張ってください( ; ; ) (2020年11月12日 4時) (レス) id: 3f8a3982fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あーさん | 作成日時:2020年7月19日 19時