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宮「松倉…Aのこと好きらしい」
…
「え!?」
中「はぁ!?」
うみと同時に出た驚きの声が重なり、静かな海辺に響く。
宮「いやさ、相談されてて。Aちゃんと話したい、仲良くしたい、付き合いたい、って。あいつなかなか告白しないからもう言っちゃっていいかな〜って。その方がAも意識するっしょ?」
なに、え?
ちゃかは私と松倉君をくっ付けたいの?
中「そんなの絶対無理!Aに彼氏とか絶対ダメ!俺1人になるじゃん!」
「いや、うみ大丈夫だよ。私松倉君のことそんなに知らないし、、。本人から告白されたわけじゃないし!…ね?」
そう伝えてもずっとヤダヤダ言ってる。
松倉君には申し訳ないけど別に付き合うつもりはない。
それからまた対決してうみが負けたけど、最近新しいアニメを見始めたという対して需要のない暴露をした。
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宮「もうそろそろ帰る?」
「んー、、ここに泊まってく?」
宮「いや、野宿はやばいだろ」
多めの荷物を抱えて夜道を歩く。
中「なんか、あっという間だったね」
「ねー」
宮「楽しい時間って早く過ぎるって言うもんな」
涼しくなった風が吹き抜ける。
別にこれからも3人の関係が変わることは無いだろうけど、
なんか、寂しい。
バラバラになりそうな気がして。
「また、3人で遊ぼ」
いつ予定が合うか分からないけど、こうした約束を交わさないとダメなんじゃないかと思った。
中「当たり前じゃん」
宮「今年も祭り一緒に行こうよ」
「うん…って、え!?」
つい大きな声が出た。
宮「え?なに?」
「いや、サラちゃんはいいの?」
宮「あー、良いんじゃね?」
「なにそれ。また焼きもち焼いちゃうんじゃない?」
宮「焼きもち?」
中「まぁまぁ、海斗が良いって言ってんだから3人で行こうよ。毎年恒例なんだし」
宮「3人?…いや、サラも入れてさ、4人で」
あー、なるほどね、そう言うことか。
4人…ね?
ふと、うみの方を見上げるとうみも私を見ていた。
口パクで
“大丈夫。俺が居る”
そう、言った気がした。
いつまで苦しい思いをするんだろ。
早くこの気持ち消せたらいいのに。
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あーさん(プロフ) - ヒナノさん» コメント、ありがとうございます!だいぶノロノロ更新ですが、これからも読んでいただければと思います(*^^*)本当に嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年11月13日 0時) (レス) id: 4643567ab6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナノ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます( ; ; )!三角関係がもどかしくてこんな青春送りたかったな〜と思っちゃいます^^これからも無理のない程度で更新頑張ってください( ; ; ) (2020年11月12日 4時) (レス) id: 3f8a3982fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーさん | 作成日時:2020年7月19日 19時