すきなひと【赤・緑】

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宮「暑くね？」



「めちゃくちゃ暑い」



中「帰りアイス買って帰ろ」



賛成〜なんて言いながら坂道を登る。



誰だよ坂の上に学校作ったやつ。






「あーーー！しんどい！暑い！眠い！疲れた！なにこの坂。平にしろよ！」



宮「うるさ、、」



中「A毎年夏になるとそれしか言わないよね。小さい時から何にも変わってない。あ、今もちっちゃいか」



「は？お前今なんつった」




2人とは保育園からの幼馴染みってやつで高校2年になった今でもずーっと一緒。





高校を決めた理由も、


宮「家から歩いて通えるからここにする」



「ちゃかがそこなら私も」



中「え、俺だけ1人はしんどくね？じゃあ俺もそこにする」



って言うなんとも計画性のない決め方。






でも大好きな2人と一緒ならどこでも良いって思ってたからちゃんと3人で合格できて良かったな。







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「マコ〜おはよ」



マコ「おはよ。今日も汗だくだね？」



「当たり前じゃん。あんなクソ長い坂登ればこうなる」



マコ「朝から口悪すぎ」




高校に入ってから仲良くなったマコ。



色白でお目々ぱっちりで、まあ俗に言う美少女なんですよ。



絶対校内で1番可愛い。





マコ「ね、今日の放課後暇？学校の近くにできたカフェ行かない？」



「え！行く！！行こうよ！！」




うわ〜！あそこ可愛くて行きたかったんだよね〜！




中「おい。お前俺らの約束破る気？」



「いたっ」



思いっきり教科書の角で頭を叩かれる。




いや、馬鹿かあいつ。



頭から血出るだろ。




「いった、、なんなの。は？角で叩くのはおかしい」



中「約束破る方が悪い」



「…あー、アイス？」



中「そう！あんだけ賛成〜とか言っといて秒で破るな」




ちぇ〜、あのカフェ行きたかったのに。




マコ「また今度行こ？うみ君怒ってるから」




「んー、、」




アイスなんかいつでも食べれんのに





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