24th stories ページ22
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4人目はふっかさんで、撮影場所はゲームセンターだった。
人目を避けるためなのか、「こんな所にゲーセンあんだね〜」というような、都心からやや離れた場所にあるゲームセンターに来ていた。
そのためか、まだ営業時間内であるにも関わらず、お客さんは疎らだ。
スタッフさんに促され、シューティングゲームやカーレース、もちろんクレーンゲームもプレイする。
ふっかさんがゲームを得意とすることは知っていたが、実際に生で見て、本当に上手なのだと実感する。
・・・自宅でするようなゲームだけじゃなかったんだ
ハイスコアを出す度に感動して拍手をしていると、ふっかさんから「デートっていうより、接待されてる気分なんだけど」と笑われた。
『純粋に感動してるだけなのに』
そう言って拗ねるそぶりを見せると、ふっかさんは「ごめんごめん」と慌てている。
深澤「ほら、クレーンで好きなやつ採ったげるから」
本気で拗ねているわけではなかったが、機嫌を取ろうとするふっかさんが面白くてジト目で見つめてみる。
深澤「あ、ほら、あれなんて可愛いじゃん」
ふっかさんが「どう？」と指差す方向を見ると、ファンの間で翔太君に似ていると言われているキャラクターが捕われていた。
『・・・可愛いですけど』
深澤「何？」
『今の気分はこっちですね』
ふっかさんは私が指を差した方向にあるぬいぐるみを確認すると、「OK」と言って直ぐにそのクレーンゲームの台へと足を進めた。
深澤「どっちが良いの？」
捕われている2体のバナナの妖精を見ながら100円を入れ、聞いてくる。
『どっちも好きなので、お任せで』
深澤「OK」
それまでとは打って変わって真剣な眼差しで数秒ぬいぐるみを見つめた後、素早くアームを操作し始めた。
1回目は頭側が浮いたものの救出できず、何も言わずに直ぐに2回目の救出を始める。
他のゲームもハイスコアを出していたくらいだから真面目にやっていたのだろうが、今とは違い「わー」「待ってよ」「嘘でしょ？」「何それ！？」と騒がしかった。
・・・すごい違いだ
そんなことを思っていると、いつの間にかオッドアイのバナナの妖精が救出されていた。
そのぬいぐるみをふっかさんから受け取る。
『ありがとうございます！』
推しからのプレゼントに嬉しさが込み上げ、ぬいぐるみを見つめていると、不意にふっかさんが膝を折って目線を合わせてきた。
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kynktk(プロフ) - 更新が再開されたようで嬉しいです！プロデューサーがなにを考えているのか全くわからなくて今後の展開が楽しみすぎます！ (4月18日 10時) (
レス) id: e1f85d9146 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - 紅一点ものは色々読んできましたけど、ドッキリの形で紅一点が入るお話って初めてなのですごく新鮮です！めちゃくちゃ面白くて展開にハラハラドキドキするのでこのまま続いてほしいです！！ (2022年9月6日 19時) (レス) id: c168ba2284 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 田所さんが事務的過ぎるところが好きです(笑) 完結させる。って言葉が聞けたのが嬉しい、、のんびりお待ちしてます♪ (2021年7月25日 14時) (レス) id: 978894b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ネタバラシで終わらない？！とびっくりしてます！今後の展開も楽しみです！仲良くなれるのかなー^ ^ (2021年7月17日 9時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - ちなこさん» えっと、多分まだ終わりません。4に移行したばかりですが、5に移行するんじゃないかと思ってます。こちらこそ、ありがとうございます！ (2021年7月10日 18時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2021年7月7日 20時
