-罪悪感 ページ46
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『今日はありがとうごさいました』
岩本「帰り、気をつけてね」
『はい』
お迎えが来たメンバー、2次会へ行くメンバーと別れ、1人でタクシーを待つ深澤さんに声をかける。
『深澤さん、ごちそうさまでした』
深澤「いいえ〜」
『ご飯会って、いつも誰か1人がご馳走してるんですか？』
深澤「そうだね。ジャンケンで決めてる」
『じゃあ、今日はどうして？』
深澤「勝手な罪滅ぼしってとこかな〜」
ヘラヘラと笑いながら、深澤さんは遠くを見ている。
私はその横顔を見て、美しさと儚さを感じた。
『・・・意外でした』
深澤「何が？」
『深澤さんって、ドッキリを仕掛ける立場だったら、もっと楽しんでやるんだろうなって思ってたので』
深澤「あー、ね。これが1日2日とかだったら面白がってたと思う。でも、さすがに終わりが見えないし、スキャンダルから微妙にメンバーと距離感じるし。ちょっとキツいかなー」
『ですよね。メンバーでもない私もキツいなって思ってるくらいですし』
そう私が言うと、深澤さんの表情に悲しみの色が混じる。
深澤「ごめんね。倒れるほどだとは思ってなくて、本当は続けたくなかったでしょ？」
『私が、続けるって決めた時も謝ってましたよね』
深澤「俺が良いように言いくるめちゃったとこがあるからね」
『でも、続けたのは私の意思ですよ』
深澤「本当に？」
『延長が決まる前の日に、阿部さんに会ったんですけど、』
深澤「ん？ あべちゃん？ その日は予定になかったと思うけど」
仕事や練習以外でメンバーに会ったことがあるということを深澤さんに伝えていなかったため、深澤さんは驚くとまではないが疑問を呈してくる。
『たまたまですよ。たまたまバイトしてたお店に阿部さんが来てて話をしたんですけど、その時に阿部さんに "努力をしたい"って言ったばっかりだったんですよね。私』
深澤「えっと、それどういう話しの流れ？」
『阿部さんから、何でSnowManに入りたいのかって聞かれて』
深澤「で、努力？」
『はい。でも本心です。いてもいなくても良いような存在のままでいたくなくて、変わりたいって思ってたのに、あの日"延長"って言われて早速逃げようとしてました』
深澤「何か、努力する方向違くない？」
『確かに、ちょっと違う気もしますけど、あそこで辞めてたら、また "中途半端" ってレッテルを自分に貼り続けてたと思うので』
深澤「そっか」
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あやのぱんだ(プロフ) - ちなこさん» 更新も返信も遅くてすみません。面白いと言ってくださり、ありがとうございます！しっかり完結できるように頑張ります！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごく面白くてとても好きな作品になりました！！更新楽しみにしています！ (2021年4月27日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - わかりました。焦らなくていいのであやのぱんださんのペースで書いてください。次のお話楽しみに待ってます。 (2021年4月14日 0時) (レス) id: bc7370604c (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます。公開できるまで話がまとまったら公開させていただきます。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - りんかさん» 時間がある時に少し書いて保存をしているので、そのせいかと思います。ただ、まだ公開できるほどまとまっていないので、、。お待たせしてすみません。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2021年3月9日 0時
