それ一緒にやらせて下さい3

-ご飯会、開始！ ページ42

.


佐久「無礼講じゃねーのかよ！」

深澤「普段が無礼講なんだから、今日くらい敬えよ！はい、かんぱーい！」

佐久「ぬはっ」
SM「かんぱ〜い！！」
『乾杯』

お茶を1口飲んで、向井さんに声をかける。

『今日、深澤さんの奢りなんですか？」

向井「らしいな」

『良いんでしょうか？』

向井「自分から言うたんやから良えんやない？お言葉に甘えとこうや」

そう言って、向井さんは予めセッティングされていたお通しに手をつけた。

ラウ「Aちゃん、美味しいよ？」

ラウ君に促され、お通しを1口食べる。

『うん、美味しい』

ラウ「でしょ！」

そう、ラウ君が嬉しそうに笑うものだから、釣られて私も笑顔になった。


順に運ばれてくるコース料理を食べつつ、他愛もない会話と笑い声が室内を飛び交う。

そして、誰が切り出したわけでもなく、会話の内容は仕事に関連するものへと変わっていった。

佐久「ライブしたいな〜」

岩本「やるなら、その前に曲のフォーメーション、10人用に変えなきゃじゃん？」

渡辺「Aさん、今のうちからD.D.以外の振りも入れといた方が良いんじゃね？」

『・・・そうですね』

向井「でも、無理はしたらあかんで？」

『あ、もちろんです』

向井「ほんまぁ？」

深澤「なんか加入したばっかの頃、休憩中もあべちゃんに振り教えてもらってた康二が、Aさんに "休憩しろ" とか言ってんの感慨深いわ」

向井「ちょっ、ふっかさん辞めてーや！」

『ほう』

向井「自分も、"ほう" やないで？」

拗ねたように口を尖らせる向井さんに対して、宮舘さんが「可愛くないから」と辛辣な言葉を放つ。

向井「今はそんなつもりちゃうもん」

更に拗ねる向井さんを、「康二は可愛いよ」と阿部さんが宥めた。

岩本「D.D.以外の振りは明後日以降に入れていくとして、ライブの時の着替えってどうすんの？」

佐久「ステージ下って、仕切りとか何もないもんな」

阿部「丸見えだね」

宮舘「カーテンじゃない？」

佐久「あー、それだわ」

ラウ「後、歌舞伎も出るよね？」

宮舘「"SnowManが主演" だから、出るんだろうね」

阿部「舞台には立てたとしても、伝統だし歌舞伎パートは出れないんじゃない？」

渡辺「生化粧の時どうすんの？ 1人で袖に待機？」

佐久「1人でパフォーマンスとか？」

ラウ「19年の林君みたいな感じ？」

向井「でも、IMPACTorsもおるしなぁ」

ラウ「あ、コラボじゃない？」

『・・・』



.

-違和感の正体→←-それは何気ない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す