-それは何気ない ページ41
.
私がフードファイターのような気持ちでいると、再び扉がノックされ、店員さんがブランケットを2枚持って部屋に入って来て、阿部さんへと手渡す。
・・・いつの間に?
そのうちの1枚のブランケットを阿部さんが私に渡してくれる。
『ありがとうございます』
そして、もう1枚のブランケットは阿部さん用らしく、自分の膝の上にかけていた。
岩本「阿部、寒いの?」
阿部「ちょっとね」
深澤「空調上げてもらおうか?」
阿部「んー?でも皆はちょうどいいみたいだから、大丈夫。これもあるし」
阿部さんは膝にかけたブランケットを両手で少し持ち上げ、「でも、ありがと」と言葉を続けた。
そんな会話を聞いていると、10人のグループチャットにメッセージが入り、いち早く気づいた向井さんが「しょったや」と、見えない尻尾を振っている。
宮舘「終わったみたいだね」
岩本「そこからここまでだと車で30分くらい?」
宮舘「帰りの準備もあるから、着くのはそれ以上かかりそうだね」
ラウ「でも、しょっぴー準備早いよね」
目黒「でも佐久間くんはゆっくりしてる」
宮舘「佐久間も流石に予定が入ってれば急ぐんじゃないかな?」
阿部「じぁあ、大体30分後から料理運んでもらえるように伝えてくるね」
そう言って席を立つ阿部さんに各々がお礼を伝える。
私も自分のスマホを見ると、"ごめん、収録今終わった" "佐久間急かし中" という渡辺さんからのメッセージが表示されていた。
少しして、阿部さんが部屋に戻って来る頃に "今向かってまーーーす" と、佐久間さんからのメッセージが入る。
"30分後に料理来るよ"
"間に合わなかったら始めてて!"
"飲み物何がいい? 頼んどく"
"りんごジュースある?"
"あるよ"
"俺りんごジュース!"
"翔太は?"
"翔太は、お茶でいいって!"
そんなチャットのやりとりや、向井さんがメンバーをカメラに収める姿を眺め、時に撮られ、そんなふうにしていると佐久間さんと渡辺さんがお店に着き、部屋に入って来た。
阿部「思ったより早かったね」
佐久「意外と道混んでなかったんだよねー」
店員「これで、皆さんお揃いですか?」
深澤「はい」
店員「では、お料理始めさせていただきますね」
深澤「お願いします」
全員が揃い、頼んでいた飲み物が直ぐに届くと、深澤さんの音頭で乾杯をする。
ラウ君がいるので全員ノンアルコールだ。
深澤「では、今日は俺の奢りということで、俺を敬って飲み食いして下さい」
.
1152人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやのぱんだ(プロフ) - ちなこさん» 更新も返信も遅くてすみません。面白いと言ってくださり、ありがとうございます!しっかり完結できるように頑張ります! (2021年5月17日 20時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごく面白くてとても好きな作品になりました!!更新楽しみにしています! (2021年4月27日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - わかりました。焦らなくていいのであやのぱんださんのペースで書いてください。次のお話楽しみに待ってます。 (2021年4月14日 0時) (レス) id: bc7370604c (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます。公開できるまで話がまとまったら公開させていただきます。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - りんかさん» 時間がある時に少し書いて保存をしているので、そのせいかと思います。ただ、まだ公開できるほどまとまっていないので、、。お待たせしてすみません。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あやのぱんだ | 作成日時:2021年3月9日 0時