-焦る理由 ページ5
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向井「なんか焦ってる？」
そう聞かれれば、私は頷くことしかできない。
向井「はよ成功させたい気持ちは分かるけどな。練習始めたん俺らより後やろ？まだ俺らもちゃんとできてないんやから、そんな焦らんでも良えんとちゃう？」
『SnowManといえば何だと思います？』
向井「へ？ ・・・アクロバット？」
私の唐突な質問に、向井さんは、向井さん達がSnowManに加入して直ぐくらいにあげられたスノチューブの10問10答の時と同じ答えを返してくれた。
『私、女なんですよ』
向井「、せやな」
『メンバーの追加って、グループにとってプラスになるからするものだと思うんです。でも私の場合、女っていう時点でSnowManにとってはマイナスでしかない。その上、代名詞であるアクロもできないなんて、私がSnowManに加入する意味がますますなくなってしまうから。だから、1日でも早く習得したいんです』
そう言って向井さんを見ると、向井さんは自傷気味に笑っていた。
向井「そんなん、俺かて分からんかったで？」
『ｯ向井さんはSnowManにとって必要な人です！9人になってから、皆さんの笑顔が増えてて、身体的距離が近くなってて、SnowManの仲の良さがより引き出されたのは向井さんのお陰だと思ってます！』
向井さんの言葉と表情に、考えるよりも先に言葉が出ていた。
向井「お、おん」
・・・あ、やばい
以前から思っていたこととはいえ、あまりにも勢い良く力説してしまい、ファンだと言っているようなものだということに気づき焦りを覚える。
向井「・・・」
『・・・』
ほんの少しの沈黙が気まずい。
向井「あ、そういえば俺らのこと調べた言うてたもんな。もしかして動画も見てくれてる？」
『あ、はい。見てます』
向井「そうよな。俺も見たわ〜」
太陽のような笑顔で「ありがとぉな」と言う向井さんを見て安堵する。
そして、私は
・・・本当、優しい
・・・でも、ちょっとアホで助かったかも
なんて、失礼なことを考えた。
向井「俺もめめも、前はバク転できてたのよ。でも、失敗してからトラウマでできんくなってしもたから。やからAさん、怪我するような練習はしたらあかんよ」
笑顔から真剣な表情に変わった向井さんの言葉が、ストンと胸に落ちた。
『はい。気をつけます』
私の返事を聞いた向井さんは、また太陽のような笑顔を私に向けてくれていた。
向井「ほんなら、ここからは "休憩" やなくて "見学" やな」
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あやのぱんだ(プロフ) - ちなこさん» 更新も返信も遅くてすみません。面白いと言ってくださり、ありがとうございます！しっかり完結できるように頑張ります！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごく面白くてとても好きな作品になりました！！更新楽しみにしています！ (2021年4月27日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - わかりました。焦らなくていいのであやのぱんださんのペースで書いてください。次のお話楽しみに待ってます。 (2021年4月14日 0時) (レス) id: bc7370604c (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます。公開できるまで話がまとまったら公開させていただきます。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - りんかさん» 時間がある時に少し書いて保存をしているので、そのせいかと思います。ただ、まだ公開できるほどまとまっていないので、、。お待たせしてすみません。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2021年3月9日 0時
