-席の意味 ページ40
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深澤「父親以上って、もうお爺ちゃんじゃん」
どうツボに入ったのかは分からないが、笑い続ける深澤さんに対して岩本さんは顔をしかめる。
岩本「ふっか、うるさい」
深澤「ごめ、」
そして、未だに座れていない私は、このまま立ち続けているのも如何なものかと思い、目の前の椅子に手をかけた。
阿部「あ、Aさんは、」
阿部さんが何か言おうとした時、部屋の扉がノックされ、店員さんの「失礼します」という声の後に開かれた。
その扉から、ラウ君、目黒さん、向井さん、宮舘さんの順に室内へと入って来る。
阿部「4人一緒に来たの？」
向井「俺と舘は一緒に来てんけど、めめとラウルはお店の前で会うてん」
宮舘「康二に乗せてきてもらった」
ラウ「俺はママに送ってもらった〜」
阿部「めめは、ここ来る前仕事って言ってたっけ？」
目黒「うん。終わってそのままマネージャーさんに車で送ってもらった」
岩本「後は佐久間と翔太か」
向井「2人、今日一緒の仕事やんな？」
目黒「あ、さっき収録押してるっぽいって言ってた」
深澤「マネージャーが言ってたの？」
目黒「そう」
阿部「どうする？ 待つ？」
深澤「まだ何の連絡も来てないってことはまだやってんだろうし、いつになるか分かんねーしなぁ」
岩本「お店の都合もあるし、時間まで待って連絡来なかったら始めよ」
岩本さんの提案にこの場の全員が納得し、各々が席に着く。
先程から座るタイミングを逃していた私だったが、その流れに乗って椅子を引くと、「Aちゃんはこっち」とラウ君に背中を押され、上座の誕生日席へと座らせられた。
『え、でも、』
ラウ「親睦会って言ったでしょ？」
そう言ってラウ君は私の右側手前の席に着いた。
ラウ君の右隣は目黒さんだ。
椅子に座ったラウ君は、いつもより目線が下がり、自分の脚の短さを実感し絶望しそうになる。
『それは聞いたけど、』
宮舘「今日の主役はAさんってこと」
・・・歓迎会じゃない親睦会に主役が存在するのか？
そして、向井さんは私の左側手前の席に、宮舘さんは向井さんと阿部さんの間の席に着いていた。
・・・向井さんが真ん中辺りの席じゃなくて、端っこの席に座るなんて
予想ではあるが、私がちゃんと食べているかを見張るためであろう向井さんの着席位置にプレッシャーを感じる。
向井「いっぱい食べような？」
私へ向けられた向井さんの笑顔を見て、予想は確信へと変わった。
『・・・頑張ります』
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あやのぱんだ(プロフ) - ちなこさん» 更新も返信も遅くてすみません。面白いと言ってくださり、ありがとうございます！しっかり完結できるように頑張ります！ (2021年5月17日 20時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごく面白くてとても好きな作品になりました！！更新楽しみにしています！ (2021年4月27日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - わかりました。焦らなくていいのであやのぱんださんのペースで書いてください。次のお話楽しみに待ってます。 (2021年4月14日 0時) (レス) id: bc7370604c (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます。公開できるまで話がまとまったら公開させていただきます。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - りんかさん» 時間がある時に少し書いて保存をしているので、そのせいかと思います。ただ、まだ公開できるほどまとまっていないので、、。お待たせしてすみません。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2021年3月9日 0時
