それ一緒にやらせて下さい3

-有罪です ページ37

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・・・あ、そうだ

『渡辺さん、今日お時間あるんですか？』

渡辺「まぁ、たまたま？」

『じゃあ、振り入れお願いできませんか？』

渡辺「は！？」

『動画からの振り起こし得意じゃないんです。お願いします！』

渡辺「嫌だよ。俺、康二に嫌われたくねーもん！」

『大丈夫です！向井さんが渡辺さんを嫌うなんてあるわけないじゃないですか！』

渡辺「お前、なんで俺だけになるとそんなグイグイ来んだよ！？」

なんて悶着しながらも、なんだかんだで渡辺さんは振りを教えてくれていた。

特に渡辺さんと当たりそうになる間奏部分を中心に。


ーーーーーー

佐久「翔太、やった？」

渡辺「いや、どうしてもって言われて」

ラウ「しょっぴー、有罪だよ？」

渡辺「何で俺だけ責められてんの？ 考えてみればAさんも大人なんだし体調管理くらい自分でできるでしょ」

宮舘「できてないから倒れたんだよ？」

向井「休むことに関しては、俺はもうAちゃん信用してへんもん」

『え・・・』

・・・私、ディスられてる？

矛先が私に向いていないことに安堵していると、死角から矢が飛んできて私をグサリと貫いた。

佐久「でも、これで明日は心置きなくご飯会に行けんじゃん？」

地味にダメージを受けHpの下がった私をよそに、佐久間君は「楽しみでやんす」と空気を変える。

『ご飯会？』

向井「しょっぴーから聞いてへんの？」

渡辺「忘れてたわ」

向井「しょっぴー、ほんま何しに行ってん？」

渡辺「ごめんて」

向井「やっぱチャットのグループにAちゃんも入れようや」

阿部「じゃあ、10人のグループ作っとくよ」

向井「ありがと、あべちゃん」

阿部「あ、俺、Aさんの連絡先知らないわ」

目黒「俺知ってるよ。送ろうか？」

阿部「・・・ありがとう。・・・よし。時間と場所送っておいたから」

『あ、ありがとうございます』

突然の "ご飯会" というミッションに慌てていると、「何か予定あった？」と宮舘さんに心配をされた。

『いえ、何もないです』

・・・あ、予定あるって言えば回避できたのかな？

咄嗟に予定がないと素直に返答してしまったことを直ぐに後悔し、頭を抱えた。

佐久「お寿司〜お寿司〜嬉しいな〜」

佐久間さんの独特なオリジナルソングを聞いて、更に頭を抱える。

『・・・明日、お寿司なんですか？』

阿部「お寿司っていうか、海鮮の創作料理になるのかな」

『創作料理・・・』

・・・敷居もお値段も、お高そう



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