-付き添い ページ20
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ピリリーピリリーーー
クリニックへ行こうとしたところで、KO-KIさんに着信が入った。
KO「あ、ごめん」
KO-KIさんがスマホを取り出し「河内さんだ」と言って電話に出る。
KO「はい。・・・ちょっと、場所移動するので、待ってもらっても良いですか?」
そう言うと、KO-KIさんは「1人でも大丈夫?」と聞いてきた。
『大丈夫です』
阿部「いや、俺が付き添いますよ」
KO「え、大丈夫?」
阿部「Aさん1人は心配なので」
『寝かせてもらうだけなので1人で大丈夫ですよ』
阿部「・・・うん。心配だから」
・・・今、何に納得した?
体調は良くないが、何だか納得できずにいると、看護師さんから「付き添いの方がいてくれた方が、私達も助かります」と言われた。
KO「じゃあ、阿部ちゃんお願いね!電話終わったらすぐ行くから」
看護師さんの言葉で阿部さんが付き添ってくれることが決まり、阿部さん、看護師さんとの3人でエレベーターへ乗った。
クリニックに着くと、直ぐに簡易ベッドのある部屋へ案内され横になったが、阿部さんと2人きりになってしまい、どうしたものかと考える。
阿部「俺のことは気にしないで寝てね」
折角ベッドで休ませてもらっているにも関わらず、落ち着かない私の様子を見て、阿部さんから声がかかる。
『あ、はい。ありがとうございます』
阿部「何かあれば声かけて」
阿部さんは近くにあった丸椅子に座り、視線をスマホへと落とした。
・・・クイズアプリでもしてるのかな?
取り敢えず、阿部さんを背にして目を閉じてみるものの眠るまでには至らない。
・・・気にせず寝るなんてできないよ
心なしか汗をかいてきている気がする。
しかし、阿部さんの存在を気にしつつも、眠気がないというわけではなかったため、次第にうとうととし始めた。
そんな時「Aさん」と、名前を呼ばれた。
目を開けて顔を上げると、阿部さんが座っていた椅子から離れて直ぐ側で心配そうに見ていた。
阿部「あ、ごめん。寝てた?」
『いえ、寝てはないです』
阿部「凄い汗かいてたから、Aさん気持ち悪くないかな〜と思って」
『あ、本当に汗かいてたんだ』
阿部「"本当に"?」
『あ、いや、確かに気持ち悪いかもです』
阿部「Aさんのタオル持ってきてないから、取りに行ってくるね」
『すみません』
ちょうど阿部さんがタオルを取りにレッスンスタジオへ行こうとした時、先生が部屋に入って来た。
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あやのぱんだ(プロフ) - ちなこさん» 更新も返信も遅くてすみません。面白いと言ってくださり、ありがとうございます!しっかり完結できるように頑張ります! (2021年5月17日 20時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
ちなこ(プロフ) - すっごく面白くてとても好きな作品になりました!!更新楽しみにしています! (2021年4月27日 1時) (レス) id: 3adce2c6d7 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - わかりました。焦らなくていいのであやのぱんださんのペースで書いてください。次のお話楽しみに待ってます。 (2021年4月14日 0時) (レス) id: bc7370604c (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます。公開できるまで話がまとまったら公開させていただきます。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - りんかさん» 時間がある時に少し書いて保存をしているので、そのせいかと思います。ただ、まだ公開できるほどまとまっていないので、、。お待たせしてすみません。 (2021年4月13日 11時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやのぱんだ | 作成日時:2021年3月9日 0時