それ一緒にやらせて下さい3

15th stories ページ8

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SnowManのメンバーへ、私がグループへと加入することが決定したと告げられてから4日目。

今日は、10人でD.D.の振りを合わせるため、急遽夕方から練習場に来ていた。

なぜ急遽かというと、6日後にSnowManの番組で、私の加入発表と10人でのD.D.のパフォーマンスの収録を行うこととなったからだ。

それを知らされたのは今日の今日で、本来ならばオフであったはずの日に急遽練習が入ったためか、もしくは起きたばかりでテンションが低いのか、渡辺さんの機嫌は良くはなさそうだった。

他のメンバーは至ってフラットというか、いや、佐久間さんや向井さんはテンションが高めだ。

しかし、渡辺さんに絡んでいこうとはしていないところを見ると、触らぬ神に祟りなしなのかもしれない。

そんな中、全員が集まり、各々の準備ができたところで、まずは私がどれほど踊れるのかを確認することから始まった。


この1ヶ月、毎日のように踊ってきた曲とはいえ、9人を目の前にして1人で踊るというのは緊張する以外ない。

緊張のあまり、途中、数拍の待機の間で "次の振り何だっけ？" と考えながらもどうにか踊り終えた後、岩本さんから細かい振りの修正を受ける。

そして、岩本さんとサポーターとして来たKO-KIさんを中心に9人でのD.D.をベースに10人でのフォーメーションを決める作業に移った。

歌割りを確認して、1列に並んだ時の順番を考慮し、私は元々岩本さんがいた位置に、向井さんは少し左にズレて、岩本さんは向井さんの右隣の位置がスタートの位置となった。

今回披露するのは、D.D.の1番→間奏→Cメロ→ラスサビの部分で、音楽番組などでパフォーマンスをする時によくある流れだ。

私の歌唱部分はAメロに入る前のラウ君が歌っていた『Dancing Dynamite Oh Dynamite』のところとサビのところなのだが、『Dancing Dynamite Oh Dynamite』に関しては、"そこ貰って良いんですか！？"という気持ちでいっぱいになった。

・・・まあ、オリジナルのイメージが強すぎて、どのパートでも同じこと思うんだろうけど

そして、歌唱直前の立ち位置はラウ君の真後ろなのだが、そこからどのように前に出るかという話になる。

岩本さんから、ラウ君が後ろに振り返ったところでラウ君が屈んでその上を私がジャンプして出るか、振り返る前にラウ君が脚を広げてその股下を私が潜って出るかという2つの案が出た。

その2つの案を実際にやってみて、動きやタイミングを修正していく。



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