-墓穴 ページ46
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『私のために？』
滝沢「まさか。言ったでしょ？誰でも自分が最優先だよ」
そう言う副社長は、どうみてもそんなふうには見えない。
『でも、もし加入を受け入れたら、SnowManが』
滝沢「これだけ圧をかけたんだ。そうなったとしても批判より同情されるだろうね」
『副社長は？』
滝沢「俺？」
『SnowManの皆と、ギクシャクしませんか？』
滝沢「ドッキリでした〜って言えば、直ぐに笑い話になるよ」
『でも、いつ終わるか分からないのに』
滝沢「俺の心配までしなくていいんだよ？」
『こんな展開になって、副社長もですけど、SnowManのメンバーも心配です。一時的でも頼れる人に頼ることができなくなってしまうのは』
滝沢「フォローは任せてよ」
『・・・ぁ』
副社長の"フォロー"という言葉を聞いて、ポケットからスマホを取り出す。
切っていた電源を入れて、起動を待つ。
滝沢「どうした？」
『どっちに転んでも良いつもりで言ったなら、ドッキリだって知ってるメンバーには変なこと言わないように何かしら伝えた方が良いかなと思いまして』
滝沢「誰に連絡すんの？」
『深澤さんと目黒さんです。想定してない展開に、よく分かんなくなってると思うんです』
滝沢「目黒？仕掛け人じゃないよね？」
『あ・・・』
想定外の展開になっていることに焦りすぎて墓穴を掘ってしまい、冷や汗が出る。
『えっと、実は、田所さんには言ってないんですけど、目黒さんにはバレちゃってまして』
滝沢「言ってないんだ。やるね〜」
副社長の言葉を聞き、焦りながらもスマホが完全に起動したのを確認してメッセージを作成する。
滝沢「何て送るの？」
『"今もドッキリは続いてるから、不用意な発言はしないで下さい" ですかね』
滝沢「ふーん。てか連絡先知ってんだ？」
更に掘ってしまった墓穴に、一瞬思考が停止した。
『あ・・・、えっと、2人だけですよ？』
連絡先を交換しているなんて、ファンとしてのルールを違反している自覚はある。
そのため、ファンだと知っている、しかも事務所の副社長にそこを突っ込まれるのは、言い訳も通らなくなりそうで痛い。
・・・なんで副社長の前でやっちゃったんだろ
滝沢「ふっかと目黒は、Aさんがファンだってこと」
『知らないです』
どう見ても焦っている私を見て、副社長は吹き出すように笑い出した。
滝沢「Aさんって、気張ってないと意外にポンコツなんだね」
『・・・自覚はしております』
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
