-ファンとして＊ ページ40
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確かに、先程 "ファンとこんなふうに関わらせてスキャンダルが起こるかもしれないと心配しなかったのか？" というようなことを言ったのは私だ。
・・・そもそも、私みたいな奴は相手にされないか
その考えに辿り着くと、納得はできたにも関わらず、何故だか気持ちがモヤッとした。
滝沢「んー、言い方悪いかもしれないけど、ファンなんだからそりゃそうでしょ」
『え？』
滝沢「だって、アイドルって、ファンの人達にとって生きるために本当に必要かって言われたらそうでもないでしょ？ でも、自分って存在はいなきゃ生きれない。どっちも大事だと思ってくれてても、優先する方は明白でしょ」
『そこまで言われると、そう、ですけど』
滝沢「確かにアイドルも人間だから、悩んだり落ち込んだりして輝かない時もあるよ。でも、ファンは全部を受け止める必要なんてない。良いとこ取りして楽しんで、日々の活力になれば良い」
優しく笑う副社長を見て、寂しさを感じた。
滝沢「ほら、前に佐久間も言ってたじゃん。"アイドルっていうのは笑顔を見せる仕事じゃない。笑顔にさせる仕事"って」
『いや、それ、正しくは佐久間さんの言葉じゃないです』
そうツッコミを入れると、知ってか知らずか副社長は「あ、そうなの？流石ファンだね」と言っている。
滝沢「まぁ、輝いてない時まで受け入れてくれたら有難いし、ファンの存在はあいつらの支えだよ。だけど、"守る" なんてことまでしなくて良い。何度も言うけど、自分優先なんて当たり前」
副社長はそう格好良く締めたが、そもそもなぜ私がこんな悩みを抱いたのか、そのきっかけをふと思い出した。
『私がファンだって知りながら、"SnowManを守って"って言ったの、副社長ですよね？』
滝沢「あれ？ 本当だ」
『矛盾してますよ』
やはりスッキリしない感情のまま、気づけば企画の準備は整い、事務所にはSnowMan9人も集まっていた。
AD「副社長、お願いします」
滝沢「はい」
今の今まで笑顔だった副社長は、一息吐くと、真剣な眼差しに変わった。
でも、表情は柔らかい。
その姿を見て、引退しても滝沢秀明は滝沢秀明なのだと感じた。
・・・流石だな
滝沢「じゃ、Aちゃん、宜しくね」
そう言葉を残し、副社長はこの部屋を後にした。
私は初日同様、SnowManがいる部屋とは別の部屋で、まずは彼らの様子をモニタリングする。
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
