-覚悟＊ ページ14
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ラウ「ダンスが好きで、将来仕事にできたら良いなって思ってジャニーズに入ったけど、いつも踊れるのは端っこばっかりだったから。6人も俺のこと受け入れてくれるって聞いて、もっと嬉しくなった」
そう言って、ラウ君はチラッと不安気な顔を目黒蓮に向ける。
目黒蓮は黙って頷いていた。
ラウ「でも、不安もあったよ。今までのSnowManのファンの人達に受け入れてもらえるか分からなくて。だから、初めてステージに上がる時も心配だったんだ」
『うん』
ラウ「SnowManのファンは優しい人が多くて、今は言葉足らずな俺を擁護してくれる人もいるけど、やっぱ最初はきつい言葉とかも多くて、俺を守ってくれたメンバーまで炎上しちゃって。ふっかは1年があっという間だったって言うけど、俺はすっごい長く感じた」
ラウ君の話を聞きながら、SNSで見かけた厳しい言葉が頭に過ぎる。
ラウ「・・・ファンは、優しい人が多いけど、AちゃんがSnowManに入るってなったら、俺達の時みたいになると思うんだ。俺には、めめも康二もいたけど、Aちゃんは1人でしょ？全部、Aちゃんにいっちゃう」
『そうだね』
ラウ「SnowManは本当に家族みたいなんだ。俺は、兄ちゃん達が支えて守ってくれたから、辛い時も頑張れた。けど・・・」
『けど？』
ラウ「あ、いや。SnowManにAちゃんが必要だってなった時は、きっと全員でAちゃんを支えるよ。でも、そんな辛い思い、する必要あるのかな？って」
『うん。分かってるよ。きっと、SnowManに加入しなくても、ジャニーズに女がいるっていうだけで批判はされると思うの。だから、どちらにしろ、もうその覚悟はできてる』
・・・嘘ばっかりだ
そんな覚悟はできていない。
だって、する必要がないから。
『心配してくれて、ありがと』
私はラウ君に笑顔を返しながらも、目黒蓮から注がれる視線には応えることはできなかった。
最近感じるようになった溝落ち辺りの重みが、ズンッと増したような気がした。
そんな中、私のスマホのアラームが鳴る。
ダンスレッスンに遅れないようにと、KO-KIさんに1時間ズラしてほしいと言われた時にセットしたものだった。
『あ、行かなきゃ』
ラウ「そっか、練習だったね」
『話したいことって、もう大丈夫だった？』
ラウ「うん。伝えたいことは言えたと思う」
『そっか』
ラウ「練習、頑張ってね。行ってらっしゃい」
『ありがと。行ってきます』
ラウ君に見送られながら、ドアノブに手をかける。
一瞬、躊躇して、楽屋を出た。
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
