-またやっちゃいました ページ12
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楽屋にラウールが戻って来てから数分が経った。
目黒蓮とラウールはお弁当を食べていて、私は目黒蓮が買ってくれたココアを飲んでいる。
ここ数分、黙々と食べているラウールを見つめていると、不意にラウールが顔を上げて目が合うが直ぐに逸されるという、何かのオモチャなのかと言いたくなるような動きをラウールは繰り返していた。
・・・さて、どうしたものかな？
目黒蓮から、ラウールが話をしたがっているとは聞いたが、一向に話す気配はない。
私も私で、今はご飯中だからと話しかけてはいなかったが、ラウールはもう食べ終わりそうだ。
・・・食べるの、はや
ラウ「ご馳走様でした」
手を合わせるラウールを見て、育ちの良さを感じる。
ラウールの隣で食べている目黒蓮は、まだ半分ちょっとを食べ終わったところだ。
『ラウール君、食べるの早いね』
ラウ「・・・あ、育ち盛りなんで。もうこれ以上身長は伸びたくないですけど」
『そう、なんだ？』
ラウ「服とか直ぐサイズが合わなくなるし」
『あ〜、それは困るかも』
気に入った服を見つけても、直ぐに着れなくなってしまうのは悲しいなと想像する。
再び沈黙が生じると、ラウールはソワソワし始め、それを誤魔化すかのようにお菓子に手を伸ばした。
・・・背は伸びたくないけど食べるんだ
『ラウちゃん可愛いな』
そんなことを思っていると、目黒蓮とラウールの動きが止まる。
『？』
どうしたのかと思い、先程のまでのラウールとの会話を思い出す。
『あ、ごめんなさい。私、またタメ口になってました？』
そう謝ると、目黒蓮が噴き出すように笑い始めた。
目黒「確かにタメ口にはなってた。でもそこじゃなくて、あんた、"ラウちゃん可愛い"って」
『え？ 口に出てました！？』
目黒「出てた出てた。ダダ漏れ。あはは、しんど」
笑い続ける目黒蓮と、顔を真っ赤にしているラウールを見て、またやってしまったかと反省をする。
目黒「良かったな、ラウちゃん」
ラウ「めめ、ウザい」
『あの、ラウール君、ごめんなさい。えっと』
やや不貞腐れ気味のラウールにどう言い訳をしようかと考える。
『その、えー、ごめんなさい。語彙力なくて、可愛いしか出てこなかったです』
目黒「誤魔化せてないって。あんたもバカでしょ？」
『そうかも』
目黒「あはは」
収拾の付け方がわからず困っていると、ラウールから視線を送られる。
『・・・』
見つめ合うこと数秒。
ラウ「・・・あの、タメ口で良いです」
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
