-何の話をするつもり? ページ11
.
『いや、目黒蓮がドッキリについての話があるって言うから楽屋に来たのに、ラウちゃんいたら話できないでしょ』
ドッキリについての話をするために楽屋に誘ってきたのだから、目黒蓮とラウールの楽屋は別々だと思っていた。
まあ、私が勝手に思っていただけなのだが。
そして、ハッとする。
『ちょっと待って、まさか他にもメンバーが来るとかないよね?』
今日、私が休みなのは、SnowMan 9人での仕事はないためだと聞いているが、個人個人の仕事までは聞いていない。
テーブルに置かれているお弁当を見ると、数は3つだった。
目黒「んーとね、この現場は佐久間君も一緒」
目黒蓮の言葉に絶句しそうになる。
『・・・ドッキリだとは知らない人が2人もいる。そんな楽屋で、目黒蓮は何の話をしようとしてるのかな?』
目黒「何って、あ、佐久間君はここの前にも仕事があるから俺達は別で来たんだけど、メッセージきてないし多分まだ終わってないっぽいから、まだ来ない」
『え、てことは、2人来るの早過ぎじゃない?』
目黒「今日はラウール学校休みだし、俺も暇してたから何となく早く来た」
『マネージャーさんは?』
目黒「マネージャーも佐久間君と来ると思う。
・・・とりあえず、現場に着きましたってメッセージは送った」
『そういうのはちゃんとしてるんだね』
そう言うと、目黒蓮はスマホの画面から私へと視線を移した。
目黒「あんたさ、俺のことバカだと思ってるでしょ?まあ、実際バカだけど。でも俺、生きる力はあるから」
・・・知ってる
そう思ったが、言葉にはしなかった。
目黒「後さ、気づいてる?」
『?』
目黒「さっきっからタメ口になってんの」
『え?あ、ごめんなさい』
そういえばそうなっていたなと思い、慌てて口に手を当てる。
目黒「いや、別に実際は後輩ってわけじゃないから、俺はタメ口でも良いよ」
『・・・でも』
目黒「んで、話したいことがあるってのは、俺じゃなくてラウール」
『え、そうなの?』
目黒「そ。俺はただの仲介人。あいつ人見知りだから自分からは話せねぇんだって」
『なるほど』
人見知りを発揮しているというラウールが、楽屋に着いて直ぐに私に声をかけてくれた時の姿を思い出す。
・・・あれは、"なんでいるの?"じゃなくて、"なんて切り出そう?"って考えてる顔だったのかな?
『ラウール君が話したいことって、どんな内容か聞いてます?』
目黒「・・・いや、知らねー」
・・・またドッキリってバレてないと良いな
.
1027人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします! (2021年3月18日 14時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます!初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あやのぱんだ | 作成日時:2020年12月23日 23時